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哲学・宗教文化コース

【哲・宗】2018年度「宗教文化研究B」台湾調査旅行(2)

前回に引き続き、「宗教文化研究B」の一環として行われた台湾調査旅行の様子をお伝え致します。
前回の記事はこちら

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1日目  

10月30日から11月2日までの3泊4日、宗教文化研究Bの授業の調査実習のため台湾を訪れました。
本授業は秋学期が始まった最初の授業内で、この授業の履修者が調査に行きたい土地について履修するメンバーや先生の前でプレゼンテーションを行う所から始まりました。
様々な土地の名前が挙がる中で、9名の履修者のうち3名が「台湾に調査に行きたい」という意見で最も多い票を獲得し、沖縄・北海道との決選投票の結果、台湾に行くことが決定しました。
初めて海外に行くメンバーが多く、私もその一人でした。不安や期待など様々な気持ちを抱きつつ、台湾へ旅立つその日を迎えました。

今回は、スクートという航空会社を利用し、成田発・台湾桃園国際空港着の航空機に登場しました。桃園国際空港からは、MRTという鉄道を利用して予約したホステルの最寄り駅、善導寺駅まで乗車しました。個人的には「人生初めての飛行機への搭乗」、「初めての海外で初めて目にする光景」「初めての海外の電車」といった「初めて」の連続で、とても興奮するとともに、不安でやたらと汗が背中をつたった記憶が残っています。
そして善導寺駅に着き、改札を出ると、東京とはまた違った雰囲気の街並みがありました。街中を走る多くのバイクが大音量のサウンドを奏で、ネオンが輝きを放っていました。

予約していたホステルにチェックインし、宿泊する部屋に荷物を置いて、有名な龍山寺に向かいました。このホステルのフロントの女性がとても親切だったことが心に残っています。

                    

龍山寺は、観音菩薩を本尊に祀る寺で、道教や儒教の影響もみられ、それらの神々や聖人も祀られていました。
台湾の方々はとても信心深い様子で、熱心に礼拝していました。また、若い方が多くみられ、男女のカップルで礼拝に来ている方々も目につきました。 
外観もライトアップされており、日本のお寺に比べて華やかな印象を受けました。龍山寺を訪れた後はその近くの夜市に行き、夕食をとりました。

以上が台湾調査の一日目でした。
初めての海外で、文化や言葉の異なる環境に不安を感じる場面がありました。
しかし台湾の方々の温かさに触れることができました。
自分にとって何か大きな壁を乗り越えた、とても貴重な経験をさせて頂いたような気になりました。

2日目

2日目、私たちは原住民博物館へ向かいました。
MRTで士林駅まで行き、駅近くのパン屋さんでパンを買って朝食を済ませた後、バスに乗って「故宮博物院」で下車。
下りたところには有名な國立故宮博物院がありましたが、ここは最終日に訪れる予定なので、今日はスルー。國立故宮博物院の向かい側にある、原住民博物館に入り、受付でチケットを購入し、1階から3階までをじっくり見学しました。

                

                    


博物館の中には原住民の人々が着用していた衣服や、狩りの際に使用する道具のレプリカ、住居のミニチュアがあり、台湾の原住民がどのような生活を送っていたのかを知ることができました。

博物館を出た後は駅に隣接するデパートで日本のラーメンチェーン店「山頭火」を発見し、そこで昼食にしました。
そこでは店内に入ると「いらっしゃいませ」と言われ、お会計を済ませたら「ありがとうございました」と言われて、とても親近感を感じました。
台湾の「山頭火」は、日本のものと比べてゴマの風味が効いていて美味しかったです。

                                            
                                           文責 荒井伸康 斎藤豊太朗

 

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