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哲学・宗教文化コース

【哲・宗】2018年度「宗教文化研究B」台湾調査旅行(3)

前回に引き続き、「宗教文化研究B」の一環として行われた台湾調査旅行の様子をお伝え致します。
前回の記事はこちら

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3日目

3日目は、烏来(ウ―ライ)に行きました。

MRTで新店に向かい、そこからバスに乗り換えます。バスは険しい山道を走り、道も舗装されていないところもあったため、ガタガタと揺れて怖かったです。

この日、原住民班は全員が寝坊してしまい朝食をとることが出来なかったため、烏来に着いたらまずは早めの昼食をとることにしました。


           


昼食は竹の中に入れたご飯と、イノシシ肉の炒め物。
ご飯はモチモチとしていて、ちまきのようでした。炒め物はピリッと辛く、どちらも美味しかったです。
食堂のおばさんは私たちが日本人だとわかると、メニューに書いてあることを日本語で教えてくれて、とても親切にしていただきました。


                    


川に沿った温泉街のようになっています。日本語の看板も多々ありました。お土産屋さんの人の話では、昔は日本人の観光客が大勢来ていたそうですが、今はあまり来なくなってしまったそうです。

食事を終えた後、私たちはトロッコに乗って酋長文化村に行きました。
ここでは原住民伝統の踊りを見ました。粟や稗などの穀物の豊穣を祈る踊りや、杵と臼を打ち鳴らす踊りなど、原住民の生活に根付いた儀礼を直に見ることができ、とてもいい体験になりました。
演目の途中で観客の中から二人が選ばれ、私たち原住民班の一人がタイヤル族の結婚の儀礼を再現することになりました。


               


男女一組で同じ楽器を鳴らし、手と膝を床についた状態で祭司の人にススキのような植物で身体を軽く叩かれています。

最後は私たちを含め8人ほどいた観客全員が参加して踊り、記念撮影をして終わりました。
入場料や撮影した写真の代金、お土産など、思いがけない出費となってしまいましたが(ぼったくり!?)、原住民の伝統的な文化に触れることができ、充実した一日でした。
ちなみに酋長文化村にいた踊り子の女性の方々は、皆とても綺麗で、そのような人たちと一緒に踊ることができて、とてもいい思い出になりました(笑)。
お土産屋の人は日本人があまり来なくなったと話していましたが、見どころが多くとても面白い街なので、台湾旅行に行こうと考えている方はぜひ烏来を訪れてみてはいかがでしょうか。

烏来を後にした私たちは集合場所の淡水に向かいました。
淡水の駅の近くにはさまざまな屋台があり、私たちもイカフライとタピオカミルクティーを味わいました。


4日目

                    


最終日の我々の班の目的地は国立故宮博物院です。
2日目に原住民博物館へ向かう際に通ったため、迷うことなく到着することが出来ました。
故宮博物院は世界三大博物館にも数えられる、非常に有名な観光スポットです。
その荘厳な外観からも、中国の歴史、そして文化が感じとれます。
ここで展示物をくまなく見て回るには最低でも4時間が必要だそうです。
しかしこの日はそんな時間は取れず、故宮博物院を見る時間は1時間程度しかありませんでした。
事前に有名な展示品を調べておけばよかったのですが、それをしておらず、予備知識がほとんど無かったため、とりあえず1階の入り口に近いところから回ってみることにしました。
仏像や芸術品などを見て回りましたが、時間が足りず1階すら回りきることができませんでした。それでも、中国の文化や歴史に触れることが出来、有意義な時間を過ごすことができたと思います。

今回の調査旅行で台湾は素晴らしい国であるということが身にしみてわかりました。次に台湾を訪れるときはまた故宮博物院に行き、時間を気にせずじっくりと展示物をみたいと思いました。


                                             文責 斎藤豊太朗 菅野翼


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