学部・大学院FACULTY TAISHO
哲学・宗教文化コース
宗教文化研究B 台湾調査➀
宗教文化研究Bの受講生の私たちは、10月31日~11月3日まで調査のため、台湾を訪れました。これから数回に渡り、それらの調査の一部を班それぞれの視点からブログとして紹介していきます。今回は、道教寺院を調査した班のブログになります
私たちの班は、道教寺院を調査しました。
艋舺青山宮
「青山王」(あるいは「霊安尊王」)と称される人物が祀られています。
青山王は疫病を鎮める能力をもち、司法をつかさどり、善悪を懲罰するといわれています。
「清水祖師」を祀っている清水祖師廟です。清水祖師には火に関した言い伝えがあります。
ちょっとわかりにくい場所にあります。人があまりいなくて静かなところでした。ここでおじいさんが日本語で話しかけてくれ、解説などをしてくださいました。
現地の方とお話しできる貴重な機会でした。
工事中で、見学できるのかよくわかりませんでした…。
ちょっと不安になりつつ様子を見ていると、人が入っていくのが見えたので、私たちも予定通り入ってみることに。
入ってみるときちんと見てまわることができました。外から見るとこじんまりしたところに見えますが、中は開けていて台湾らしい装飾が施されています。
台北天后宮は「西門町媽祖廟」とも呼ばれています。主神には天上聖母媽祖が祀られています。
また台湾で唯一、弘法大師(空海)が祀られているお寺でもあります。
台北霞海城隍廟
恋愛成就にご利益があることで有名な場所です。
100年以上の歴史を持ち、縁結びの神様である月下老人を含めた600以上の神様を祀っています。霞海城隍廟の月下老人は立ち姿なのですが、古くからの言い伝えではこの立った状態の月下老人はご利益が高く、良縁をもたらすとされ、多くの未婚者がここへご縁を求めにやって来ます。既婚者へのご利益もあるそうです。
台湾の廟での参拝方法は日本のお寺や神社での参拝方法とは違うので、どのようにお参りすればいいのか悩むかもしれません。
でも、日本語での参拝方法の説明があるのできちんとお参りできます。
行天宮
三国志で有名な「関羽」が商業の神様として祀られています。
奥に見える人だかりは、この日行われていた無料のお祓いに並ぶ人の行列です。
日本国内では見たことがないようなお祓いでした。画像で紹介したいのですが、撮影禁止でした…。
このあと、近くにある占い横丁に行きました。班の中で一人が実際に占ってもらいました。占いと聞くと少し重々しい雰囲気などを想像しますが、実際に行くと全くそんなことはなく、占い師のおばさんもすごく親しみやすかったです。
占いは、紙に生年月日、干支、名前、生まれた時間などを書くところから始まり、米卦(台湾独自の占い)、手相などを行いました。特に米卦は台湾で独自に発展した占いとされており、初めて見たときはとても興味を惹かれました。占い横丁のそれぞれの店舗には、ほぼすべてに日本語OKの文字が書かれています。中国語が話せなくても心配ないですよ。
<文責:白井>