学部・大学院FACULTY TAISHO
哲学・宗教文化コース
宗教文化研究B 台湾調査④
前回に引き続き、宗教文化研究Bの受講生が行った台湾調査の一部を紹介していきます。
2日目
前回のブログでは、台湾の異文化体験について書きましたが、今回は、調査で訪れた外来宗教の施設について書いていきます。この日は、西門町にある台北天后宮と圓山にある臨済護国禅寺に行きました。
台北天后宮は街中の建物と建物の間にあり、入ると世界観が変わった感覚に陥いりました。
臨済護国禅寺は駅のすぐ近くにあり、さらに日本のお寺と建物の作りが同じで親近感が沸きました。
3日目
3日目には、台湾真如苑を訪れました。台北市にある劔南路駅を出て、徒歩10分ほどのところにその建物はあります。2日目にも訪ねましたが、休館日であり施設を拝見させていただくことができなかったので、改めて訪ね、守衛所で見学の許可をいただきました。
施設にはたくさんの人が集まっていました。人々は信仰の証として、襟袈裟を身に着けています。この日は、生まれたばかりの子どもを祝う初参りと交通安全祈願を行っていました。
施設の案内や真如苑についての説明を、東京都立川市の真如苑本部から訪台していた若林裕介さんから伺うことができました。若林さんからは、台湾だけでなく、立川市の本部にも、ぜひ見学しに行ってほしいと仰っていただきました。
真如苑では灯篭流しや慈善事業など一般の市民と積極的に関わる活動を行っているようです。施設入り口にも、灯篭流しを描いた入信者の絵が多く飾られていました。
台湾真如苑 撮影:東海林
※撮影は、境内のみの許可をいただきました。
施設周辺は、まだ建設途中の建物、完成直後の大きな建物が多かったです。しかし、高架を挟んだ近隣の町は昔ながらの建物で溢れており、ギャップを感じました。台湾は急速な発展を続け、都市化の最中にいることを感じました。
真如苑訪問後は淡水に向かい、台湾研修授業の受講生全員と、研修最後の食事をとりました。詳細は、別班のブログ記事をお読みください。
最後にインタビューさせていただいた若林さんに感謝申し上げます。
<文責:作元、東海林>