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国文学専攻
国文学専攻在学生・修了生インタビュー 1号(前編)
これから、このサイトでは国文学専攻の在学生にインタビューを行い、大正大学大学院国文学専攻の雰囲気をお伝えします。最初にご協力いただいたのは、博士前期課程2年の山宮美萩さんです。前後編で、この記事では前編をお送りします。山宮さん、どうぞよろしくお願いいたします。
Q.ご所属と学年を教えてください。また、良かったら簡単に自己紹介をしてください。
大正大学文学部を2018年度に卒業し、翌2019年度に大正大学大学院文学研究科国文学専攻に入学しました。
現代文が得意で古典が苦手だったものの、山本章博先生の古典ゼミに所属したことで古典の面白さに気付き、大学二年の時に国語科の教職を選択。その後は単位を落とすことなく順調に免許を取得し現在では、東京の私立男子高校の非常勤講師を両立しながら院に通っています。
Q.大学院に入学しようと考えたきっかけは何ですか?
大学四年生の時、進路に行き詰まりを感じていたところ山本先生から院の話を受けたのがきっかけです。理由としては、卒業論文の内容にあまり先行研究がないため、それをさらに研究するためというのが一つ。
それから、もともとは公立校の勤務を希望していたので教採を受験していましたが、私立校で働くという進路も視野にも取り入れることで、将来の幅を広げられると思い両親にも相談し入学しようと決めました。
Q.なぜ大正大学大学院の国文学専攻を選びましたか?
私の進路が国語教員志望なので、継続して作品に触れられる環境が必要だったことと、大学一年生の頃からお世話になっている先生方からまた授業を受けたいと思ったからです。
Q.大学院の試験はどのようなものでしたか? 何か印象に残っていることはありますか?
私の場合は、大学時代の成績(GPA)が3.0以上で受けられる内部選抜試験(筆記試験免除・面接のみ)を受けられたため、面接練習のみを行いました。
質問内容は、卒業論文の内容(口述諮問で聞かれるような質問)、院に入学して将来はどのような進路を考えているか、院で学びたいことは何かなどでした。
Q.大学と大学院とで違うことはありましたか?
学生の人数が少ないため、教授との距離が近く院生の状況に合わせたカリキュラムであること。
それから、論文を探したり読む機会が格段に増えるため、探し方はもちろん論文や研究で得た知識のつながりを感じることが多くなったことです。
Q.大学院に入って驚いたことはありましたか?
思っていたより交友関係を作れないことです。
同じ専攻で同級生がいなかったことは、先輩や先生方に相談するきっかけにはなりましたが、入学当初は学部時代の友人たちを懐かしく思うこともしばしばありました。
Q.大学院で楽しかったこと、良かったことはありますか?
カリキュラム自体には余裕があるので(専修免許取得のため、二年間で24単位取得が目標)、教員免許を活かして非常勤の枠を見つけられたことです。
私の場合は、将来現場に立つことも考えて教壇に立つ経験を積みたかったのもあったので、研究者としてだけでなく、教員としても無駄なく時間を活用できるのは非常にありがたいです。
Q.大学院での生活はどのようなものですか? 一週間の大まかなスケジュールを教えてください。
修士一年の頃は、埼玉での非常勤の仕事しかなかったので余裕がありました。
その非常勤の仕事も、初任の先生が初任研に行く日のみの代打授業という「後補充」という枠だったので、年間10回しか出勤しかなかったことからも院の授業に集中できました。
9月から新たに東京での非常勤の仕事が入るようになってからは、火水は東京の高校の非常勤、残り月木金は院の授業(埼玉の学校がある時は院は月金)、土日はバイトというスケジュールをこなしていました。
(後編に続きます)