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国文学専攻

【国文学専攻】在学生・修了生インタビュー 8号(中編)

国文学専攻在学生・修了生のインタビュー企画、第8号をお伝えします。前号までの記事はこちらをご覧ください(第1号第2号第3号第4号第5号第6号第7号)。

引き続き、髙野さんからお話をうかがいます(前編はこちら)。髙野さん、よろしくお願いします。



Q.大学院に入って驚いたことはありましたか?
学部の時よりもさらに自由に動くことができることです。大学院の授業は基本的に開講されているものを取るので授業選択の幅はありませんが、それ以外の時間でどのようなことをするのかは人それぞれで、自分のことをこれまで以上にしっかり管理する必要があると感じました。
   

Q.大学院で楽しかったこと、良かったことはありますか?
少人数で意見をじっくりと交わす機会は学部の授業ではあまりなかったので、さまざまな事柄について考えることができるのはとても楽しいです。設備面では、大学院には学科フロアに院生室があるので、授業の合間に作業に取り組める場所が確保されているのは嬉しいです。

Q.大学院での生活はどのようなものですか? 一週間の大まかなスケジュールを教えてください。
月曜:1日お休み/火曜:バイト・授業/水曜:バイト/木・金:バイト・授業/土曜:バイト・日本語教室や学会のお手伝い/日曜:バイト

授業は週3回なので他の曜日は早朝アルバイトをしています。アルバイトの日数が多いですが、高校時代からやっていて慣れているのであまり学部の時と働き方は変わっていないです。木曜日は院の授業の他に研究会や3年生のゼミにも参加しています。月曜日と水曜日は比較的時間があるので、演習発表の準備や自身の研究を進めています。

Q.ご自身のご研究の内容や、その内容を選んだきっかけを教えてください。
古代文学における色彩語について研究しています。元々、色の表現に興味関心があり、古典の時代では色がどのように表現されていたのか明らかにしてみたいと思ったことがきっかけです。学部の卒論では『萬葉集』、三代集、私家集を対象に調査を行ったため、修論では散文で研究を行っています。現在は『源氏物語』の色彩語を調査中です。

Q.ご自身の研究に取り組む面白さ、楽しさを教えてください。
調査は地道な作業ですが、その中から共通点や新たな発見があると面白く感じます。色彩表現がどのような事物・人物に使われているのか、そのことが物語にどのような影響を与えているのかを考えていくことで、物語を読む際に新たな視点が生まれます。解釈の幅が広がり、話の筋を追っていくこととは違った面白さがあります。



髙野さん、ありがとうございます。古代の色彩の表現は面白そうなテーマですね。充実した研究ができているようで何よりです。

中編は以上です。後編もお楽しみに!

大正大学大学院文学研究科国文学専攻では今後も様々な形で専攻の魅力をお伝えしていく予定です。日本文学科公式SNSアカウントで大学院の情報も共有していますので、ぜひフォロー・拡散のほど、よろしくお願いします。
 
大正大学大学院文学研究科 国文学専攻
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