社会福祉学専攻

学位授与式

　今年は桜は早いとの予想はあったもののまだ3月15日には蕾が膨らみ始めたころだった。卒業式はいつもそのようにまだ蕾の学生たちが野に散っていく。きっと社会で大輪の花になるのであろう。卒業式は学生にも教師にもそれぞれの哀歓の深い日である。

　本年度の人間学専攻科社会福祉学専攻からは博士課程の初鹿静江さんが学位を取られて卒業した。初鹿さんは保健師で産業保健分野で働いていた方だったので学生とのダブル生活は大層大変であったろうと思うが、博士課程3年、研究生2年を経て無事学位を取得した。

　論題は「健康行動変容をサポートする―特定健診・特定保健指導というスキームに焦点をあててー」というものであった。卒業式の後、先生や後輩の院生から長年の努力をねぎらわれていた。

（文責　野田　文隆）