学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

認定社会福祉士認証科目「スーパービジョン演習」の公開講座を開催しました。

 「極意:ストレングスモデルとコミュニティソーシャルワーク」

              講師:田中英樹先生(早稲田大学)

 

 今年度から大学院にて春学期と秋学期に認定社会福祉士認証科目である「スーパービジョン演習」では、豊島区民社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー(以下CSW)の方が2名ずつ、豊島区と本学との「としま共創事業」の一環でもある科目等履修生として、院生とともに学んでいます。

 

 去る7月2日(水)には、公開講座として早稲田大学の田中英樹先生に「極意:ストレングスモデルとコミュニティソーシャルワーク」と題して講義をしていただきました。当日は、院生、豊島区民社会福祉協議会のCSWの方々を含め40名を超える参加者で、コミュニティソーシャルワークについての議論が活発に展開されました。

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 内容はコミュニティソーシャルワークの基本的な理解と特徴について、地域アセスメントにおいてストレングスモデルのストレングスアセスメントをどのように活かすのか等、「極意」として最後に「コミュニティソーシャルワーク実践の着眼点」について実践的な講義をしていただきました。

 

 科目等履修生でCSW2年目の野口茉衣さんは、日頃の実践を振り返ることができ、これからの実践に向けて活力を得たと力強く語っていました。コメントの一部を紹介しましょう。

 

 「『地域は社会資源の宝庫である』という言葉から、CSWが区民ひろばに配置され地域住民と顔を合わせる機会が多いところにCSWが位置づけられていることの意義について再考する機会となった。」

 

 「CSWとして『地域を支援しなければ』という気負いがあったが、そうではなく地域住民から地域情報を教えてもらい、ともに活動することが重要だと実感した。」

 

 スーパービジョンは個別支援だけではなく、地域支援の展開でも必要になっています。春学期の講座は終了しましたが、秋学期の「スーパービジョン演習」が楽しみになってきました。秋学期も公開講座を2回開催する予定です。日程や講師については、後日ブログにてお知らせしたいと思います。

 

 (文責:坂本智代枝)

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