研究課題発表会が行われました。
4月29日(水)と5月11日(水)の午後6時半から、2回に分けて大学院の研究課題発表会を行いました。修士課程の院生5名と博士課程の院生3名が発表しました。
修士課程の発表では、研究テーマと研究の背景、先行研究の報告が中心でした。それらに対して大学院担当の教員からは、リサーチクエスチョンの明確化、調査の枠組み作りや対象者選定のポイントなど、それぞれの進行状況に応じた現実的な指摘が様々にあり、院生たちも真摯に応答していました。
博士課程の発表においては、2名は今年度の提出を予定しており、全体の章立てや概要を発表したうえで、質的調査結果の報告が中心となりました。調査結果から概念生成を行い、それを基に作成されたストーリーラインや概念図等、研究の最終局面が示されました。これに対して教員からは、示されたストーリーラインや概念図の妥当性、収束の方向性や研究の質の担保等、分析結果と結論を中心に、具体的かつ現実的な指摘があり真摯な討議が行われました。
この会での議論をもとに、院生の皆さんの研究がさらによいものとなることを期待しています。
(文責:髙橋一弘)