学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

「ソーシャルワーク実践における倫理的ジレンマについてー台湾の高齢者福祉の実践を通してー」―卓春英先生の講義を受けてー

 さる1月16日(水)、卓春英先生(台湾長栄大学)をお招きして、「ソーシャルワーク実践における倫理的ジレンマについてー台湾の高齢者福祉の実践を通してー」と題した講義をしていただきました。当日は、大学院生ならびに豊島区民社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカーなど多くの方が参加されました。

 台湾は高齢者問題に対応するために、「老人福祉法」や「家庭暴力予防法」の改正を重ねてきました。また、緊急保護、医療救護、行政措置などのサービスを提供しているが、ソーシャルワーカーが倫理的ジレンマや葛藤に直面しています。卓春英先生は実際の事例に則して論じ、ソーシャルワーク実践のためのコンセプトと要点を提示し、受講者に多くのヒントを与えてくださいました。

 当日出席した社会福祉学専攻修士2年羽毛田幸子さんの感想を紹介いたします。

 「台湾長栄大学の卓春英先生による講義『ソーシャルワーク実践における倫理的ジレンマについて−台湾の高齢者福祉の実践を通して−』を受講しました。国によって法律や制度には違いがありますが、法制度を遵守することで傷ついてしまう人々がおり、ソーシャルワーカーは倫理的ジレンマを抱えながらも不利な立場の人に寄り添い、その人の幸福を第一に考えなければならない、それはどの国にも共通することだと思いました。また、海外の研究者の研究活動を知る貴重な機会ともなりました。ありがとうございました。

(文責:金潔)

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