大学院招聘講座:東洋大学大学院・白石弘巳先生
6月26日、白石弘己先生(元東京都精神医学研究所、元東洋大学教授)に「家族支援」というタイトルで、講義をいただきました。
当日は、本大学院院生、豊島区民社会福祉協議会CSW、本学専任教員が参加しました。
白石先生の講義は、精神医学、心理学、家族を対象とするため、社会学やシステム論といった多様な理論的枠組みを基盤とし、そのうえで臨床事例をもちいて具体的場面と関連付けながら説明をされました。
そのため、話しの流れがわかりやすく、すっと頭の中に入ってくる講義でした。だからこそ質疑応答では、終了時間を超えてまで、絶え間なく質疑が積極的におこなわれました。
私自身がこの講義を聴いて、一番心に残り、そうだよなぁと思ったのは、「きちんと話し合うことが、地域包括ケアシステムの根幹」という言葉でした。システムを有機的に機能させるためには、やっぱりソーシャルワーカーは、きちんと対峙して話し合うことが重要だよなあと、先生の言葉に強く感銘をおぼえました。
白石先生、お忙しい中、わかりやすく、またソーシャルワーカーとして大事なことを教えてくださり本当にありがとうございました。感謝いたします。
(文責 新保 祐光)