学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

【社会福祉学専攻新任教員紹介 鈴木孝典先生】

 専攻では、所属教員の研究テーマ等メッセージリレーを昨年度掲載しましたが、今年度新しく鈴木先生をお迎えしましたので、+1メッセージをお願いします。

 

 今年4月に人間学研究科社会福祉専攻に着任した鈴木孝典です。高知県の公立大学で14余年、精神保健福祉領域のソーシャルワーク教育と研究に従事し、このたび母校である大正大学との縁をさらに深めることとなりました。本大学院の修了生として、院生の皆さまの研究活動の推進と本学の発展に微力ながらお役に立てれば幸いです。

 専門は、社会福祉学(精神保健福祉論と障害者福祉論)です。研究テーマは、「障害のある人々が住み慣れた家、地域のなかで、自分らしい暮らしを獲得、再興、維持するために必要となる支援の方法としくみの探究」です。

このテーマに基づき、現在は、①精神障害のある高齢者のセルフケアへの支援のモデルベース開発、②障害のある人の生活支援に係る支援効果の測定指標の開発、③障害のある人の生活支援に資するソーシャルワーカーの起業・ビジネスモデルの構築、という3つの研究課題に取り組んでいます。また、研究の枠組及び方法では、①社会福祉実践の協働循環モデル(三ツ輪モデル)、②組織的知識創造モデル(SECIモデル)、③混合研究法(mixed methods research)を援用しています。

 統計的な調査研究に従事することが多いので、アンケート調査の設計や数量データの分析などで困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

 先駆的な社会福祉研究を続ける大正大学大学院で、院生の皆さまとともに新たな知の種を見つけ、育てることを楽しみにしています。

 

(鈴木孝典)

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