学部・大学院FACULTY TAISHO
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社会福祉学専攻
山口創生先生による招へい講義を開催しました。
大正大学大学院人間生活学研究科社会福祉学専攻では、社会福祉実践分析研究の授業の一環として、外部講師による招へい講義を実施しています。
2023年1月18日(水)には、国内外で多くの研究論文を発表されている、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所地域・司法精神医療研究部の山口創生先生をお招きして、システマティック・レビューに関する講義を行いました。
山口先生からは、システマティック・レビューの重要性、基本的な技能、方法と展開について、具体的な研究事例をお示しいただきながら、丁寧にわかりやすくご教示いただきました。さらに、演習形式による授業もあり、参加した院生、専攻教員ともにシステマティック・レビューを実践的に学ぶことができました。
また、講義を通して院生たちは、講義テーマに関する知識にとどまらず、リサーチクエスチョンや研究対象の設定、文献検索の方法など、研究デザインに関する知識も多く学ぶことができたようです。院生からは、「今回の講義を受けて自分の研究に係る調査対象について、再検討の必要性を感じた」、「文献研究の大切さをあらためて認識した」などの感想が寄せられました。
社会福祉実践分析研究は、人の福祉的課題を基点に、社会福祉実践と理論との螺旋的な循環を院生及び教員の共同研究によって追究することを通じて、社会福祉分野の研究に関する知識と技能を涵養することを目指しています。今回の招へい講義では、まさにその循環を創り出す知識と技能を教示いただきました。
今回の講義が、院生各位の研究デザインのブラッシュアップに寄与することを願ってやみません。
(文責:鈴木 孝典)