社会福祉学専攻 研究倫理教育
「そもそも倫理とは、何のために研究倫理を学ぶのか」
から始まります。
研究倫理は、してはいけない項目リストではなく、
倫理審査という研究を進めるための、通過儀礼でもありません。
研究倫理は研究を行ううえで不可欠な、指針としての基盤であり、
その基盤を自分の研究のなかで、具体的に応用して行く能力が求められます。
はじめにその指針と、重要な要素について講義しました。
次に具体的な検討です。研究倫理を具体的な行為へと転換する。
そのために、研究倫理申請書を題材に、自分たちが具体的に
どのように書いたらよいかのグループワークを行いました。
倫理審査を通すためのテクニックの議論ではありません。
調査対象者への感謝、配慮。データの取り扱い。研究者コミュニティ
のあるべき配慮について議論しました。
倫理なくして研究はありません。とても大事な土台について、みんなで
その土台を固めていきましょう。
(文責:新保 祐光)