学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

社会福祉学専攻 研究経過発表会を行いました

 

 29日午前、大学院研究経過発表会が行われました。この発表会は院生と研究生が現時点での研究の進捗を報告し、その場での質疑応答を踏まえて、様々な角度・視点から、研究に活かしてもらう場となっています。

 修士課程の院生から、リカバリーカレッジにおけるコ・プロダクション、大学新入生のソーシャルサポート、LGBTQをめぐる啓発活動、精神障害者のリカバリーと就労、在日外国人への子育てサポートについて報告がありました。

 研究生からは、刑事司法と精神障害者支援モデル、精神障害者家族とスティグマ、東京帝国大学セツルメントの災害支援活動について報告がありました。

 なお、以上の各テーマについては私が少し概要化したものですが、現在人間学研究科社会福祉学専攻で学ぶ人々の様子が分かると思います。

 大学院に入学すると、研究方法を学ぶ演習、専門外の分野の演習に参加し学びますが、最終的には修士論文や博士論文を書き上げます。指導教員と相談しながら、自分自身で決めた研究テーマについて、先行研究を探し、読込み、調査をし、独自の研究成果を世に出します。その過程では苦労も多いですが、最終的に書き上げた時の喜びは院生でないと味わえないものです。

 本専攻では、年に数回、研究経過発表会を開催し、指導教員ではない教員のコメントに対し発表者は応答します。研究の世界にいると、専門分野・専門テーマだけに没頭没入することもあります。もちろん、それは絶対に必要なことですが、早い時期から多様な見方があることを理解し、研究における応答の仕方も含め、研究に活かしてほしいと思います。





(松本 一郎)

GO TOP