大学紹介ABOUT TAISHO
最新ニュース
TSRシップ 鴨台プロジェクト報告【第1弾】
東日本大震災が発生したこと、これが未曽有の大災害であることを自覚し、本学がTSR(大正大学の社会的責任)を全うするためには、大学の構成員である学生・教員・職員が一体となってこの災害への支援を行うことは必然の流れでした。
TSRシップのもと、大学が一丸となって被災地への組織的な支援活動と池袋・巣鴨における街頭募金活動を鴨台ボランティアプロジェクトとして取り組むこととなりました。
被災地の支援、募金活動ともホームページを通じて学生に参加を呼びかけたところ、非常に多くの参加希望がありました。特に被災地現地の支援については、現地までの交通手段や宿泊施設の関係から60名に絞らざるを得ませんでした。
街頭募金活動は平成23年4月8日から、現地支援活動については4月10日から実施し、ともに4月22日までを第1期としています。現地支援活動については今後も継続的な支援ができるように検討しています。
この鴨台ボランティアプロジェクトの活動を通して、学生・教職員ともに本学の教育ビジョンである「4つの人となる」を実践できるよう努力していきます。
1.街頭募金活動(池袋[学生]・巣鴨[教職員])
学生は池袋駅東口の交番前付近、教職員は巣鴨眞性寺の門前にて街頭募金活動を行っています。土曜日・日曜日も含めて4月8日から22日までに15日間、毎日行います。
非常に多くの方からご支援をいただき、本当にありがとうございます。皆様からいただきましたご支援とともに、学生・教職員も精一杯の支援を行っていきますので、期間中ご協力よろしくお願いいたします。
4月13日現在、921,046円ものご支援をいただいております。これらの支援は豊島区を通して、被災地の支援に充てられます。
池袋駅前での学生募金活動 | 巣鴨眞性寺前での教職員募金活動 |
2.被災地でのボランティア活動(宮城県本吉郡南三陸町入谷地区)
本学職員の知人で南三陸町出身の方との縁により、南三陸町の復興活動の中心的な人物である高橋修氏と阿部忠義氏(入谷公民館館長)の両名と知り合うことができ、今回の鴨台ボランティアプロジェクトに大きな賛同と叱咤激励をいただいたことで、実現することができました。
その実施に伴い参加者全員が4月8日に事前研修会を受講しました。午前中はこのボランティア活動の趣旨・目的について説明が行われ、午後にはボランティア活動の心得として、NPO法人の方より「ボランティア活動へのかかわり方」、続いて本学人間学部臨床心理学科の栁田准教授より「被災者と接するときの注意点」の研修を行った。最後に先遣隊として事前調査を行った職員より詳細な現地説明が行われ、そのうえで現地への携帯品や注意事項について説明がありました。
ボランティア活動の目的説明 | NPOの方からの研修 |
栁田准教授による研修 | 結団式(代表学生宣誓) |
事前研修をしっかりと受けたうえで、4月10日より第1日程の教員6名、職員12名、学生15名の計33名が現地に赴き、ボランティア活動が始まりました。
初日には、阿部入谷公民館館長の「まさにここで起こったこと」を認識したうえで、「歴史が物語る真実」そして「現代、さらに今起こっていること」「これからの未来について」ともに考えて欲しいという強い希望から、実際に津波被害を受けた地域を視察し、続いて具体的なボランティア活動につきました。
実際の活動としては、
- 支援物資の仕分け・整理→体育館でバザー(衣類などの配布)
- 毛布のかたづけ(5000枚)
- 仮設トイレの清掃入谷に避難してきた人のための炊事(昼、夜)作業
- 持参した綿菓子機で子供たちに綿菓子つくり
- 持参したプロジェクターとスクリーンを使って子供たちに映画を上映
- 自然発生的に子供たちとサッカーを楽しむ
- ボランティアセンターに登録して活動(学生5名)
- 4/11(1か月)午後2時46分 南三陸町の町長あいさつの後、全員で黙とう(各持ち場で)
などを行いました。
4/10大学での出発式 | 宿泊場所でのミーティング |
入谷公民館前での現地結団式 | トイレ清掃支援 |
炊事(炊き出し)支援 | 支援物資の整理作業 |
4/11 14:46 全員で黙とう | 支援物資配布(バザー)の準備 |
ボランティアセンターでの物資整理作業 | 子供たちに綿菓子をつくる |
DVD上映会の実施 | 子供たちとサッカーを楽しむ |
入谷公民館館長 阿部忠義氏 | 高橋修氏 |
第1日程の参加メンバー | |
今後も4月22日までTSRシップ 鴨台ボランティアブロジェクトを実施していますので、適宜このホームページ上で報告をしていく予定です。