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相馬へこころの支援を届ける【人間環境学科】
大正大学人間環境学科と多文化間精神医学会の連携協働により福島県相馬市の大野台第一仮設住宅で盆踊り大会、イベントコンサート、追善法要を開催しました。
大正大学からは野田先生、落合先生、鵜川、修士卒業生が参加しました。
当日は15時半から追善法要が行なわれました。相馬市仏教会のご協力により10名の僧侶が仮設に来て下さり、お経をあげてくださいました。
その後、16時からゴスペル歌手TAEKOさんらによる「心の復興支援ライブ」が開催されました。TAEKOさんの力強い歌声に誘われ、みなさんは手拍子でリズムをとり、メロディーを口ずさんでいました。
そして17時10分から始まった盆踊り大会。
和太鼓の音に誘われて家から出てくるみなさん
軽快な横笛の音を聞いて体が動き出すみなさん
和太鼓と横笛の演奏に合わせて「相馬盆唄」の生唄が聞こえ始めいよいよ盆踊り大会が始まりました。
初めのうちは、やぐらの周りにできた踊りの輪はまばらでした。
しかし、1時間過ぎる頃にはおじいさんやおばあさんからその息子や娘、そして孫や曾孫までが参加して大きな踊りの輪となっていました。
約2時間近く踊り続けた盆踊り。
終わりの10分間はやぐらの周りに幾重もの踊りの輪ができていました。
津波被災で亡くなられた家族や親族の供養にとひたすら踊り続けた2時間でした。
盆踊り大会を眺めながら涙ぐまれる方がいらしたのが印象的でした。
そして終盤には我らが落合先生による打ち上げ花火50発が披露されました。観衆からは「おおー」と歓声があがりました。「こんな間近で打ち上げ花火が見れるとは」と皆さん、喜んでいらっしゃいました。
仮設住宅での支援の中で、「これから秋に向かって日が短くなると寝るしかない。そうすると余計なことを考えて気持ちが沈んでしまう。ここの生活は気が紛れることがない」という話を耳にしました。
秋口になにか「心が解れる機会」を提供できたらいいなと感じました。
(文責:鵜川)
(のびのびこどもプロダクトコースブログより転記)
*福島民報新聞(8.21朝刊)に盆踊り大会の様子が掲載されました