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天台声明公演 「遙かに弥陀を礼す~恵心僧都源信1000年御遠忌鑽仰~」開催のお知らせ
来年は、比叡山の高僧、恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)師(942-1017)の1000年のご遠忌にあたります。
平安時代中期より阿弥陀仏や極楽浄土に対する信仰がだんだんと広まっていきますが、
日本の浄土信仰に決定的な影響を与えた人物こそ、この恵心僧都なのです。
比叡山の山深い横川に隠棲した僧都は、厭離穢土・欣求浄土を説いた
『往生要集』を 著したことで有名ですが、その学徳は当時から広く知られ、
『源氏物語』に登場する 「横川の僧都」のモデルと考えられています。
本声明公演の第1部では、比叡山伝統の念仏法要の流れをくむ「例時作法」をお勤めし、
大正大学礼拝堂の本尊である阿弥陀如来を礼拝し、その仏徳を讃歎いたします。
第2部では、恵心僧都を鑽仰して、これも僧都が始めたとされる
「講式」(仏菩薩などの徳を分かりやすく講じた讃歎文)を取り入れた表白を、
導師が「講式節(こうしきぶし)」と呼ばれる独特の節回しで独唱いたします。
そして声明にコラボレーションして舞楽も奉奏されます。
本公演のテーマは、恵心僧都のお心を偲んで「遙かに弥陀を礼(らい)す」といたしました。
暮れの慌ただしい中、こころ休まるひと時をお楽しみください。
皆様のご来場をお待ち申し上げます。
■日時 平成27年12月19日(土) 午後3時開演(開場2時30分)
■会場 大正大学 礼拝堂ホール ≪全席自由席 入場無料≫
出演
天台声明 大正大学天台学研究室 教職員・学生・OB
雅楽 大正大学雅楽倶楽部
公演内容
第1部 常行三昧
第2部 十二礼念仏回向法要(舞楽付)
企画/主催
大正大学台友会(天台学研究室内)
後 援
大正大学山家学会