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平成28年 年頭のご挨拶 (学長 大塚伸夫)
平成28年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
大正大学が西巣鴨の地に創設されて、爾来、本年で創立90周年を迎えます。これも本学を支えてこられた多くのご関係者皆さまのお力添えの賜物と深く感謝申し上げます。
本学では、この記念すべき年に新学部〈地域創生学部〉を4月に開設して、日本の次世代を担う人材を育成しようと新たな試みに挑戦してまいります。また、人間学部より人間科学科と臨床心理学科を独立させて、新たに〈心理社会学部(仮称)〉として新学部を設立する予定です。これによって本学は、地域創生学部・心理社会学部・人間学部・文学部・表現学部・仏教学部の6学部となる予定です。
こうした大きな大学の変革期を迎え、まず取り組むべき本年度の抱負は、以下の重点8項目です。
① 志願者募集体制・入学試験の改革
② カリキュラムの改善と見直し
③ 学生サービスの充実
④ 就職支援の強化
⑤ 大学院の抜本的改革案の策定
⑥ 研究費獲得のための企画立案の推進
⑦ ハラスメントの防止
⑧ 90周年記念行事
上掲のいずれも大学運営にとって必須の項目ですが、何よりもまして①志願者募集体制と入学試験の改革は、大学淘汰の時代を誘引する18歳人口の再減少化問題を見据えた、必須の課題と考えます。この課題を大学への「入口」と喩えるならば、次の②カリキュラムの改善と見直しは、「内実」に相当する大学4年間の教育の質を問う課題と位置づけられます。入学してきた学生の皆さんに対して、各学部学科で質の高い教育が保証されなければなりません。また4年間の学生生活は、教育研究の面ばかりではありません。学内の住空間と学生交流を考慮した③学生サービスの充実も重要です。そうした教育と学生生活の両面にわたった改善と充実をはかりながら、最後は「出口」を意識した④就職支援の強化です。キャリア教育・個別指導・インターンシップなど、学生に寄り添う形で支援してまいります。平成28年度の4年生にとって、就活は昨年より早まるのが決定しています。本学でもこの問題に対応した活動を既に展開しております。
その他、本学では昨年10月より、職員の協力を得て、ほぼ5000名を数える学生に対し、アンケート調査と全学生の聞き取り面談を行って、大学に対する満足・不満足を調査しています。いま現在、おおよその意見や要望が集約されつつありますので、まとまり次第、優先順位をつけて学生の意見や要望に応えてまいりたいと思っています。
皆さまにおかれましては、これらの取り組みを通じて大正大学が大きく変革していく姿にぜひ注目していただきたいと存じます。
最後に、本年が皆さまにとって良き一年となりますことを心より祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
大正大学学長 大塚伸夫