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日本文学科 准教授の山本章博が、科学研究費補助金・研究成果公開促進費を受け、書籍を発行しました

文学部日本文学科 准教授の山本章博が、独立行政法人日本学術振興会の平成27年度科学研究費補助金・研究成果公開促進費を受け、『中世釈教歌の研究 寂然・西行・慈円』(笠間書院)を発刊しました。

yamamoto2著者 山本章博(大正大学 文学部日本文学科 准教授)
ISBN978-4-305-70793-2
本体価格6,000円+税 A5判 280頁

【本書の内容】
和歌は長い伝統の中でいつしか仏教と結びつき、仏教文化の一つとしても意義づけられ存在し続けた。なぜ仏教の教義や言葉と和歌はここまで接近し、同等と見なされるようになったのか。平安末期から鎌倉初頭、寂然・西行・慈円が生きた時代の釈教歌から考える。

【目次】
序 章 中世初期の和歌と仏教―その研究史
第一部 寂然
第一章 寂然『法門百首』の形成と受容
第二章 寂然『法門百首』と天台思想―浄土を観る
第三章 恋と仏道―寂然『法門百首』恋部を中心に
第二部 西行
第四章 『聞書集』「法華経二十八品歌」の詠法をめぐって
第五章 西行「あみ」の歌をめぐって
第六章 西行と海浜の人々
第三部 慈円
第七章 慈円『法華要文百首』と法華法
第八章 慈円『法華要文百首』と後鳥羽院
第九章 慈円「金剛界五部」の歌をめぐって
終 章 宗教テクストとしての和歌

 

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