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2019年 年頭のご挨拶(学長 大塚伸夫)
2019年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。
本年で私が学長に就任して、はや4年目を迎えます。その間、TSR(Taisho University Social Responsibility = 大正大学の社会的責任)マネジメントに基づき、大学の内実にあたる教育や学生生活の支援を中心とする5分野にわたって重点施策を打ちだし、大学改革に取り組んでまいりました。
昨年4月より、上記TSRマネジメントの5分野のうち、①教育・研究では、時代に即応する教育組織とカリキュラムの再編などを目指して施策を実施してまいりました。また、②学生生活支援の分野では、教職員協働のもとに学生生活をバックアップする全学体制や、就職活動支援の一環として各種企業との提携強化やインターンシップの充実などを中心に展開してきました。③地域・社会貢献の分野では、地元の巣鴨・豊島区との連携強化ならびに学生によるサービスラーニングの拡充などを中心に施策を実施してきました。④学風醸成の分野では、校友会組織の充実や自校教育に関する取り組みを展開してきました。⑤TSRによる大学運営の分野では、セルフマネジメント体制の整備や、本学100周年に向けた中期計画(第3次中期マスタープラン・大正大学100年の魅力化構想と働き方改革)の策定、そしてキャンパス整備事業を推進してきました。まだ年度途中でもございますので、後日、その成果をご報告したいと存じます。
現在、キャンパス整備計画に基づき、8号館(旧礼拝堂)を解体して新8号館建設に着手しようとしているところです。この新8号館には、先端的な図書館とともに総合的な学修支援機構を盛り込む予定です。この計画は、本学の100周年に向けた第3次中期マスタープランに基づくもので、大正大学の魅力化を推進する一環でもあります。この魅力化を促進するためにも、新年を迎えるにあたって、以下の新大正大学3つの創生を今後の重要な取り組みとすることを宣言したいと思います。
第1に、新たな年を迎え、大正大学の魅力化と働き方改革を目標に策定した第3次中期マスタープランに基づき、先端的な図書館機能と総合学修支援機構を構築して、学生のための先進的な学修支援体制を整備すべく、2020年度の実施に向けて動き出します。
第2に、原点回帰として建学の理念「智慧と慈悲の実践」に思いをいたし、日本文化と日本人の精神生活を支えてきた仏教に基づく本学の学風を再構築していきます。
第3に、東日本大震災以降の本学の復興支援の取り組み以来、発展的に展開してきた本学の地域・社会貢献の精神をいかした地域志向の大学をめざします。
本学ステークホルダーの皆様におかれましては、これらの取組みを通じて大正大学が新たなステージに飛躍する姿にご期待くださいますようお願い申し上げますとともに、本年が皆様にとって良き一年となりますことを心よりご祈念いたしまして、年頭のご挨拶といたします。
2019年元旦
大正大学 学長 大塚伸夫