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2020(令和2)年 年頭のご挨拶(学長 髙橋秀裕)
2020年を迎え、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年11月1日に私が学長に就任して、2ヶ月が経過しました。本学ではすでに大学経営・運営に関するTSR(Taisho University Social Responsibility=大正大学の社会的責任)マネジメントを構築し、大学の内実にあたる教育や学生生活の支援を中心とする5分野にわたる重点施策を打ち出し、大学改革を具現化してきました。さらに、本学100周年に向けて第3次中期マスタープラン「大正大学100年、魅力化構想とそれを実現するための働き方改革(INNOVATE 5)」を策定し、魅力化構想のハード面の中核となるキャンパス整備事業をも推進してきました。新体制では、これまでの取り組みを体系的・戦略的に整理し、確実に継承し発展させることが重要であると考えております。
2020年度は、この「INNOVATE 5」の実現のために、いよいよ8つのプロジェクト「①情報基盤整備 ②働き方改革 ③戦略的広報 ④地域戦略 ⑤すがもプロジェクト ⑥DAC ⑦大学院改革 ⑧就職向上」を体現化し、起動する予定です。現在、その準備のための検討会議が着々と進められています。このプロジェクトは、全学あげて学生と一緒に教職協働体制のもとで推進していかねばなりません。今後、学長室会議と綿密な連携を取り、教学運営協議会および学内外の有識者の意見を伺いながらさらに具体化していく必要があります。
4月からは、新たに「社会共生学部」がスタートし、6学部を社会創造系学部群(社会共生学部、地域創生学部、表現学部)と探究実証系学部群(心理社会学部、文学部、仏教学部)の二つに分け、それぞれクォーター(4学期)制とセメスター(2学期)制のもとに新しい教育活動を展開していきます。
また、キャンパス整備計画に基づき、知の拠点としての先端的な図書館機能と総合学修支援を展開するラーニングコモンズを備えた新8号館が夏に竣工し、秋学期から利用がスタートする予定です。大正大学と巣鴨の新しいシンボルとして学生や地域の方に活用される学びと交流の場にしてまいります。この計画はまさに、本学の100周年に向けたINNOVATE 5を推進する中核的役割を担うことになります。
大学が直面する課題はさまざまですが、その果たすべき役割は、やはり教育・研究と人材育成、そして社会貢献です。時代や社会の急激な変化に対応した大学づくりが求められるなか、教育と研究の質をさらに高めるために、教職員は互いの対話を一層深め、高等教育における教育と研究の両立のあるべき姿を再考する必要があります。
建学の理念「智慧と慈悲の実践」と教育ビジョン「4つの人となる」(慈悲・自灯明・中道・共生)のもと、大正大学は社会的評価をより一層高めるべく、革新的な改革を実行しようとしています。本学ステークホルダーの皆様におかれましては、これまでとこれからの取り組みを通じて大正大学が新たなステージへと飛躍する姿にご期待くださいますようお願い申し上げますと共に、本年が皆様にとって良き一年となりますよう心よりご祈念いたしまして、年頭のご挨拶といたします。
2020(令和2)年元旦
大正大学 学長 髙橋秀裕