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コロナ禍における本学の現状報告と今後の教育方針

 本学は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大という未曽有の事態に対応するために、令和2年度の前期(第1、第2クオーター)の授業はオンラインでの実施に焦点を絞り、教育の質を担保すべく教職員一丸となって対応してまいりました。学内はもとより、学外からも大手情報通信事業者等の協力を仰ぎ、他大学と比べても遜色のない大きな成果を上げてきたと自負しております。
 特に、4月に大学法人の経常経費および同窓会、設立宗派、法人役員、教職員からの寄附金等を基に「新型コロナ対策臨時基金」(総額約4.5億円)を設置し、5月にはオンライン授業に向けた学生の学修環境整備のための一律給付金を支給いたしました。さらに、困窮学生の生活支援、学内の通信環境改善等への支出を目的とした特別予算を組み、受益者である学生を第一に考えた様々な施策を講じて今日に至っています。
 しかし、世界中の大学教育が混乱する中で、わが国では時間の経過とともに高等教育のあり方、対応方針に対する論調が、「全面オンライン授業もやむなし」から「大学生だけが取り残されている」へと急激に転換し始めました。本学においてはご周知のとおり9月26日より一部対面授業を再開いたしましたが、これまで通学・対面授業を実施してこなかった大学に対して、一部の方から授業料の減額、施設設備費の返還などについての問い合わせが寄せられているのも事実です。
 そこで本学は、コロナ禍によって大きく変化しはじめた大学に対する期待に応えるために、添付資料([基本方針]令和3年度 授業運営について)に掲げた施策を展開することといたしました。
 変化する世論やステークホルダー、そして何よりも本学学生の要望に対応し、対面授業の再開と「新たなキャンパスライフの創出」に向けて令和3年度のカリキュラム編成方針を抜本的に改革すべく、学長のリーダーシップのもと、今後も取り組んでまいります。

令和2年11月
大正大学 学長 髙橋 秀裕

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