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【お知らせ】第3回 首都圏中規模大学広報勉強会を開催しました
マスメディアを、「外なる味方」に
~メディア対応のポイントを探る〜
2023年3月16日(木)、『第3回 首都圏中規模大学広報勉強会(主催:大正大学/協賛:追手門学院大学・東洋学園大学・目白大学)』を開催しました。大正大学近くの巣鴨地蔵通り商店街にある大学の交流カフェ「志學亭」を会場に、11大学から12人が参加。明るい雰囲気の中、参加者も積極的に発言する、熱のこもった勉強会となりました。
徹底攻略!!「メディア記者&記者クラブ」
第3回勉強会の基調講演を行ったのは城西国際大学広報室特命教授で元毎日新聞大学センター次長の上杉恵子氏。新聞記者時代に感じた大学取材の難しさに触れつつ、新聞、放送、雑誌、そしてWebメディアの取材に見られる媒体別の違い、新聞記事が掲載されるまでの「流れ」などを紹介しました。また、大学広報と一般企業広報との比較や記者クラブの利用法などを解説した上で、効率的で効果的な大学広報を行うために、学内に「内なる味方」をつくること、そして地元支局や記者クラブを取材拠点とする記者を「外なる味方」に変えることなどをアドバイスしました。「内なる味方」をつくるには、積極的な大学広報を展開し、ひとりでも多くの学内者に成功体験をさせること、「外なる味方」をつくるには、記者にニュースバリューを感じさせる情報発信を心がけることが大切だと上杉氏は強調しました。
▲講演する上杉恵子氏。
「理事長」と「学長」、トップはどっち?
第2部では各大学が実際に配信したプレスリリースについて、評価点や改善点を参加者と一緒に考えました。大学関係者であれば「常識」とも言える「学校法人」や「理事長」「学長」の関係性がメディア記者にはわかりにくいこと、「広報上手」とされる西日本の大学の実例なども紹介しながら、記者の心をつかむプレスリリースのあり方について議論しました。記者の誤解を予防し、混乱させる書き方をしないこと、ニュース記事作成に必要な要素を略したり省いたりしないことなど、プレスリリース作成のコツを解説しました。上杉氏は「プレスリリースをノルマ的に配信している大学も見受けられるが、内容に乏しいプレスリリースは、メディア記者に『つまらない情報しか発信しない大学』として悪印象を持たれる可能性がある」など、「数で勝負」をするか「質で勝負」をするか大学の特性に合わせて選択するよう説明しました。勉強会の締めくくりに上杉氏は「新人記者が現場に配属される春の時期に『新人研修』にぴったりの話題ネタを送るなど、メディアが喜ぶ発信の仕方もある。メディアとの良い関係づくりをめざしてほしい」とメッセージをおくりました。
▲各大学のプレスリリースを題材に、具体的な改善ポイントについて参加者と双方向で解説を行った。
—–今後の予定—–
『首都圏中規模大学広報勉強会』はさらなるブラッシュアップを図りながら、2023年度も続行の方針です。次回は2023年6月ごろ開催予定。テーマは後日お知らせします。2022年度勉強会不参加の大学のみなさまも参加可能です。
■『首都圏中規模大学広報勉強会』に関するお問い合わせ
【事務局】アロー教育総合研究所 田嶋 裕(Tel.03-3259-2851/kohobenkyokai@gmail.com)まで