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【お知らせ】第5回 首都圏中規模大学広報勉強会を開催しました
地域と連携した学びを広報視点で考える
~東京23区定員規制緩和を契機に〜
2023年10月19日(木)、『第5回 首都圏中規模大学広報勉強会(主催:大正大学/協賛:追手門学院大学・東洋学園大学・目白大学)』を開催しました。今回は「学校広報ソーシャルメディア活用勉強会(GKB48)」の協力の下、全国に拡大して呼びかけ、22大学29人が参加しました。
2024年度からのデジタル系分野における東京23区定員規制緩和を受け、求められる地域と連携した学びで先行する大正大学を取り上げ、広報資源として活用するポイントについて考えました。
後半は、大正大学が地域フィールドワークの拠点として進めている、大学から最寄りの巣鴨地蔵通り商店街を含めた地域をキャンパスに見立てる「すがもオールキャンパス」の各施設と地域開放型図書館としてメディアにも取り上げられた附属図書館の見学も行いました。
「地域戦略人材育成」事業の背景と現状を共有
前半は、地域連携事業に取り組む広報部・髙橋慈海部長や担当者が講演。事業の経緯や全体像を紹介した上で、全国から取り寄せた特産物を販売する「ガモールマルシェ」、落語家が店長を務める落語カフェ「ガモール志學亭」、学生が運営するスムージー店「ガモール堂」など、多彩でユニークな展開を紹介しました。これらの取り組みは、テレビのニュース番組や新聞、インターネットニュースをはじめ各種媒体で取り上げられています。
また、「大学」と「地域」と「学生」の3つの要素を絡めることで、大正大学のメディア発信力が高まり、配信したプレスリリースの記事化率が71.4%に上昇したことなどを報告。大学単体の話題としてはメディアに注目されない題材も、視点を変えたり連携を取り入れたりすることで、より注目され「ニュース」になる。そんな大学広報のヒントを確認しました。
△大正大学広報部・髙橋慈海部長が講演。「すがもオールキャンパス」で行われている「地域戦略人材育成」は、文部科学省の「知識集約型社会を支える人材育成事業」に採択。大学最寄りの3つの商店街と連携し、地域住民や観光客、参拝者で賑わう目抜き通りに、4つの教室と4つの店舗を展開する。
「すがも街なかキャンパス」を実体験
後半は、参加者が4グループに分かれ、「すがも街なかキャンパス」を散策。約1.5kmのコースを歩きながら、授業でプレゼンテーションや議論をしている学生の姿が見える教室や学生が運営する実習店舗、地域社会との交流が活発なカフェなどの様子を見学しました。
「テレビでよく目にする巣鴨の街ですが、実際に足を運んだのはこれが初めて。大学と街が楽しく連携している様子を見て、驚きました。地域社会とつながると大学はもっと新しいことができるということを実感しました」と語る参加者も。コースのしめくくりは、附属図書館の入る大正大学の総合学修支援施設「8号館」。大きなラーニングコモンズを備え、グループ学習や個人学習など多用途に利用できる新コンセプトの図書館を見学しました。大正大学では、近隣の高校生に自習場所として8号館の一部フロアを開放しています。制服姿の高校生と大学生が入り混じって学習に取り組む様子を記録撮影する参加者もいて、大学と地域連携の可能性を感じさせる勉強会となりました。
▲落語カフェ「ガモール志學亭」の店長は立川流落語家の立川志らら師匠。定例の落語会のほか、敬老の日には社会福祉学科の学生が主体となって「シニアネイルサロン」などを実施する『巣鴨笑店街カフェ』を開催した。
—–今後の予定—–
『首都圏中規模大学広報勉強会』、次回は「マスメディア」をテーマにした回を検討しています。詳細は決まり次第、お知らせします。
■『首都圏中規模大学広報勉強会』に関するお問い合わせ
【事務局】アロー教育総合研究所 田嶋 裕(Tel.03-3259-2851/kohobenkyokai@gmail.com)まで