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本学のハラスメント防止対策について

2024年4月1日

学生の皆さんへ

本学は、昨年12月にハラスメント防止についての改革をおこなう旨メッセージを学生諸君に向けて発出しました。その後、学内において外部識者を交えて改革案づくりをおこなってきました。この度、一定の見識がまとまりましたので報告します。
改革にあたって大学では、学生・教員・職員が互いに尊重しあい、安全でポジティブな学習環境をつくっていくことが大切だと考えています。大学は、ハラスメントが私たちの学びのコミュニティ(教室)に及ぼす影響を真摯に受けとめ、防止対策に全力をあげて取り組みます。
具体的には、教員向けのハラスメント防止のための研修プログラムによる研修活動を継続的に実施します。また、学生の皆さんにはハラスメントとはどのようなことを指すのか、もし遭遇した時、どのような行動をとればよいのかを知識として理解する学習プログラムを開発する予定です。
また、皆さんの周辺で誰かがハラスメントで悩んでいるようならば、大学に対して支援を求めてください。そのために、皆さんが相談しやすい環境を整備します。そのひとつとして、匿名での通報システムを新設し、また学内相談窓口(学生課、総務課)に加えて学外の相談窓口を設けます。どんな小さな出来事や心配ごとでも、サポートできる体制を整えます。
 
本学で学ぶ時間は、何よりも代えがたいものだと思います。最適な環境を保っていくには、各々が責任を持った行動と互いの人格を尊重しあうことが大切です。
ハラスメント行為を見かけたりしたときには、勇気を持って止める行動を取るなど、学生同士がサポートしあうことが抑止力へとつながります。
大学は、ハラスメント対策を改革していきます。学生の皆さんのアイデアや意見を私たち大学のスタッフに提案できる環境もつくりたいと考えています。
皆さんにとって一番大切な「学びのコミュニティ」ともいえる教室やキャンパスで皆が一緒になって安心して学び、共に成長していける環境づくりを大学が確実にサポートしていきます。
学生の皆さんの理解と協力、さらにはハラスメント防止活動への参加を期待しつつ、法人として責任をもって取り組みます。
 
 
大正大学
理事長  柏 木 正 博
学 長  神 達 知 純



~具体的な対応について~
 
◆ハラスメントの主な態様
 1.就学又は研究活動に係る環境を害するおそれのある性的な言動
 2.教育の適正範囲を超えた言葉による嫌がらせ
 3.直接的又は間接的な手段による誹謗・中傷
 4.教育指導上の教員の優越的関係を背景とした理不尽な言動・措置
 5.その他、学内における教職員からの業務上の優位な関係を背景とした嫌がらせや不平等な対応など
 
◆報告プロセスの改善とサポート体制
 1.匿名での報告システム(オンライン含む)
 2.第三者による相談窓口の設置
 3.被害者に対するカウンセリングや法的支援
※上記について、具体的な実施体制等については415日付けで公表します。
 
以上の取組みは、全学的かつ継続的な努力が必要です。
一方、SNSを使った誹謗中傷など、非倫理的な人格否定ともいえる行動は本学の教育理念・倫理(智慧と慈悲の実践)から見ると最も憎むべきものであり、厳かにつつしむことを念願するものです。

 

 

 

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