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【お知らせ】石川県珠洲市にて災害復旧支援活動を実施しました

2024年6月17日

2024年6月5日(水)から6月9日(日)の五日間、令和6年能登半島地震の災害復旧支援活動として、石川県珠洲市三崎町寺家地区に学生ボランティア24名及び教職員8名を派遣しました。

本学が掲げる TSR ※(大正大学の社会的責任)としての社会貢献や社会奉仕の姿勢を明らかにし、学生と教職員が一体となりボランティア活動を行っています。過去に本学では、東日本大震災の被災地支援として、募金活動や宮城県南三陸町でのボランティア活動を行ったり、熊本地震の被災地支援として、学内や巣鴨地蔵通り商店街にて募金活動を実施してきました。

※TSR…「大正大学の社会的責任(Taisho University Social Responsibility)」のことを指し、そのために教職員が一丸となって力を尽くすことです。経営者である理事会が「5 つの経営資源(人材の確保、充実した教育環境、安定した財務、情報、働き方改革)」を担保し、教職員が「5 つの社会的責任(優れた教育・研究、充実した学生生活、特色ある社会貢献・地域連携、ミッションに基づく学風の醸成、TSR に基づく大学運営)」を果たすことによって、ミッション(使命)を達成するとともに、新たな価値を創造し、精神的・知的な満足を得られる大学へ成長することを目指しています。

今回の活動では、海岸に山積みになった瓦礫を分別する班と、家屋から家財を搬出する班に分かれて作業を行いました。

海岸での作業に参加した鈴木彩花さん(日本文学科3年)は「第三者が(持ち主にとっては大切なはずの物たちを)瓦礫として処理をしなければいけないことがとても複雑な気持ちだった」と振り返っていました。瓦礫の中にはアルバムやランドセルなどそこで暮らしてきた人たちの生活が感じられる物も多く見られ、それらを拾い上げるたびに作業の手が鈍っていたのが印象的でした。ただ淡々と取り組むのではなく、それぞれの物が大切にされてきた時間を思い浮かべながら手を動かしていました。


▼海岸の瓦礫を力を合わせて運ぶ様子

家財の搬出作業に参加した上山慈光さん(仏教学科3年)はお酒造りに使う薪を傾いた家屋から運び出したとき、ご主人が嬉しそうにお酒の作り方を教えてくれた姿に、自分たちが少しでも力になれたことを実感しました」と振り返ります。学生は寺家地区の住宅一軒一軒を回り、作業を手伝いました。一人だと手を付にくいところを、学生たちと地域の方が協力して作業をしていました。

▼家屋から使えなくなった家財を運んでいる様子

家財の搬出作業に参加した上山慈光さん(仏教学科3年)は「傾いた家屋からお酒造りに使う薪を運び出すとき、ご主人が嬉しそうにお酒の作り方を教えてくれた姿を見て、自分たちが少しでも力になれたことを実感しました」と話してくれました。学生は寺家地区の住宅一軒一軒を回り、地域の方と協力して作業をしていました。


3日目には、学生が現地の方をお招きし、交流会を開催しました。交流会では、学生が実際に地域を回ったり、現地の方と話したりする中で感じた珠洲市の魅力を、参加した現地の方に向けて発表しました。岡田健さん(日本文学科3年)は「この地域の誇りや被災前の生活の様子を知ることで目の前の被災した状況に、より共感しながら、作業に取り組むことができた」と語りました。

▼学生が珠洲市の好きなところを発表する様子


参加した多くの学生が珠洲市をまた訪れたいと話していました。今回の災害復旧支援活動を通して、珠洲市の災害復旧を支援する以上に、学生一人一人が成長できたように感じます。
被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈りしています。

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