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【プレスリリース】『地域と寺院―まちに開き、まちを拓く―』(全2巻)を発売 ~ウェルビーイングの実現に向けた寺院の在り方のヒントが満載の一冊!~
2025年3月26日
大正大学は、新刊書籍『地域と寺院―まちに開き、まちを拓く―』(全2巻)(発行:大正大学出版会)を2025年3月15日より発売しました。
少子高齢化や過疎化、自然災害などにより、大きな変革期を迎えている日本の社会状況のなか、宗教界にも大きな変化が起こっています。信仰心の希薄化、宗教への無関心はもとより、直葬などに見る葬儀の簡略化や年忌などの簡素化、墓じまいや寺離れ。「社会の資源」と言われてきた寺院の運営は、危機に瀕しています。
本書では、地域の寺院が生き残りを賭けて取り組んでいる事例を取材した月刊『地域寺院』※の巻頭特集「まちに開き、まちを拓く」を2巻にまとめました。事例には、寺院の内と外の人たちが共に力を合わせて催しを行い地域の力を集約させる「地域力集約・協働型」、寺院の催しを通して、それまで交流の無かった地域住民がつながるという「縁結び型」、日常の交流の中で地域住民の課題を発見していく「課題発見型」、地域課題を解決するために何らかの組織化された行動を起こす「課題解決型」などがあります。地域社会に必要とされる、ウェルビーイングを実現するこれからの寺院の在り方のヒント満載です。
※ 月刊『地域寺院』……
大正大学地域構想研究所・BSR推進センター(Buddhist Social Responsibility(仏教者の社会的責任))が編集を行う月刊誌。伝統仏教(僧侶・寺院)の社会貢献活動だけでなく、伝統的な活動の再評価を念頭に置き、これからの寺院の在り方を考えるために、実際の事例を紹介している。
「令和6年3月第94号(最終回)をもって月刊『地域寺院』の発行は終了」