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〈文化〉としてのインド仏教史
〈文化〉としてのインド仏教史
- 奈良康明 著
- 本体価格2,500円+税
- A5判 216頁
- ISBN 978-4-909099-27-3
本著の内容
インドで発祥した仏教は、日本の現代社会に形を変えながらも伝えられている。インド仏教はインド社会ではその役割を終えている。草創期の仏教は、そして出家した僧侶や教団を支えた信者たちは、強固な身分制が存在したヒンドゥー社会の文化や思想とどう折り合いをつけたのだろうか。仏教を許容し、やがて仏教の中心思想ともなるヒンドゥー社会の文化を「業と輪廻」「縁起」「呪術」と「功徳」などをキーワードに解き明かす。仏教を含むインド思想・文化研究に広い視野を持つ仏教学者・奈良康明博士が問いかける「インド仏教史」。
目次予定
- 第1章 序論 インド社会と仏教(仏教とはなにかー問題提起/仏教を支えたヒンドゥー世界の社会と文化/平等思想)/
- 第2章 本論 インド仏教の儀礼と文化(業と輪廻/縁起と業/呪術と祈願儀礼/功徳観念の展開/仏教の密教化に関する一視座)