学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

臨床心理学専攻

大学院卒後研修始まる!初心者事例検討会

 ここ数年、大学院を修了して臨床実務についた方たちへの卒後サービスを充実させることが教員の間で課題になっていました。

 従来、カウンセリング研究所主催の研修会には多くの修了生が参加していました。また、在学生の実習ゼミにゲストの形で参加して、当面する課題などについて話して、在校生と交流しつつ教員のコメントを受ける人もいましたし、個別に教員を訪ねて指導を受ける修了生もいました。

 ただ、このような形での参加は、単発的なものに終わりがちであり、もっと継続的に研修を受けられる機会が欲しいという声は多くあがっていました。そこで、本年度より、「初心者研修」と称して、終了後概ね3年までの臨床家を対象にグループスーパーヴィジョンの機会をもうけることにしました。初年度の今年は、客員教授の村瀬嘉代子先生のご協力が得られ、村瀬先生と本学教授の伊藤直文の2人をスーパーバイザーとして、開始することになりました。反響は大きく、広報後数日で定員が一杯になり、その時点で締めきりとなりました。

 参加者の希望にしたがって、グループを9人ずつの2グループにわけて、それぞれ村瀬、伊藤が担当する形で、5月に第一回を行いました。以後8月を除いて月に一回のペースで事例検討を行っています。

 心理臨床初心者の集まりですが、学年も違い、また領域も多岐にわたるメンバーの発表を聞くことは大いに刺激になるようです。

 

 

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