学部・大学院FACULTY TAISHO
宗教学専攻
花まつりを開催いたしました
去る5月27日(日)~28日(月)、M宗教学特論D(担当:弓山達也先生)の講義の一環として、コミュニティスペース大正さろんにて、花まつりをおこないました。
この花まつりは、講義受講者と地域住民、大正さろん利用者の協働によって企画・運営し、27日は浄土宗僧侶、28日は真言宗豊山派僧侶によって法要と法話を勤めました。法要では、釈尊の誕生を祝うだけでなく、大正さろんの関係者の御廻向、昨年発生した東日本大震災で亡くなられた方々の御廻向もいたしました。
法要・法話の後には、世界最大級の飛び出す絵本『おしゃかさま』(諸橋精光著、すずき出版)の読み聞かせも開催しました。大きく飛び出すしかけに、来場いただいた方々からは驚きと感心の声が聞こえていました。
初日は、日曜日ということから大正さろんを利用している方々が多く来場してくださり、初めての甘茶供養や甘茶に皆さん興味津々でした。甘茶も弓山先生直々に煮出し煎れたもので、天然の甘さについて参加者一同で話も弾みました。
28日は、豊山派僧侶有志の方々が4名集まり法要・法話を行ったので迫力もあり、参加者からは、「お坊さんと一緒にお経を詠めてありがたい」という声も聞こえてきました。あいにく2回目の法要は雨天のため、室内での法要と相成りましたが、法要が終わる頃には晴れ間がのぞき、虹も架かり、まさにお釈迦様の誕生を諸天がお祝いした故事を彷彿させる法要となりました。
両日、大学院生・学部生、利用者の方々が協力し、のべ50名程の来場者の皆様と、お釈迦様の誕生をお祝いさせていただきました。MD宗教学特論Dの授業では、花まつりに来場していただいた皆様からのご意見をもとに、大正さろんらしいイベントを今夏に開催する予定です。詳細などが決まり次第、報告いたしますのでよろしくお願いいたします。
(文責・魚尾和瑛)
飛び出す絵本をお貸し頂いた、シャウマン教授(大正大)も甘茶供養に訪れた
真言宗豊山派の学生による法話は、判りやすく来場者に好評であった
飛び出す絵本は、仕掛けが現れる都度に驚きの声が聞こえた
(この記事は、大正大学宗教学会のホームページの内容を掲載しております)
大正大学宗教学会HP http://www.taisho-shukyogakkai.net/