学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

宗教学専攻

「としまコミュニティ大学」ゼミ紹介⑤

「こどもに『いのち』をどう教えるか~市民が提案するいのちの授業~」⑤

  担当:弓山達也(マナビト支援者)  

      齋藤知明(マナビト支援補助者)

 

 実施日:7月2日(月)10時~12時

 教 室:大正大学3号館1階 鴨台プロジェクトセンター

 受講者:9人

 

 第5回のゼミテーマは、「KJ法で整理する「いのちの教育」案」でした。最初に、KJ法(カードに一つの案を書いて、それを全員で見ながら、整理していく方法)に則って、前回のゼミに出された宿題である「地域の人が関われることを前提とした学校でのいのちの教育案」3案をそれぞれ紙に書いて壁に貼っていきました。そして、それを受講者みんなで眺めて、似たような案や目的が同じような案を整理し、2つの分類を作っていきました。分類は、「体験型ワークショップ」と「地域の人を呼ぶ」をするというものでした。

 次に、2つの分類に沿って、2つの班を作り、実際にどのような授業が可能か、具体的な授業案作成のための議論をしました。齋藤は、「体験型ワークショップ」の班に入り、受講者と一緒に話し合いました。

 「体験型ワークショップ」班では、脳死臓器移植を題材として死からいのちの大切さを教えていこうという案と、「蜘蛛の糸」の物語を題材として、人間だけでなく動物・植物などのいのちも大切であることを教えようという案でまとまりました。特に前者は、2009年の臓器移植法の改正によって、子どもたちもドナーとなる可能性があることから、しっかりと教えなければならないとの意見が挙がりました。

一方、「地域の人を呼ぶ」班では、「赤ちゃんを子どもにだっこさせる」「子どもを亡くした親の話を聞く」「死ぬかもと思った体験談を語ってもらう」などの案をもとに話し合いました。議論が盛り上がったため、具体的な授業案作成にまで至りませんでしたが、次回は今回の議論をもとに実際の授業案の作成に取り掛かる予定です。 

(文責・齋藤知明)

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(この記事は、大正大学宗教学会のホームページの内容を掲載しております)

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