学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

宗教学専攻

「としまコミュニティ大学」ゼミ紹介⑧

  「こどもに『いのち』をどう教えるか~市民が提案するいのちの授業~」⑧

 

 実施日:9月24日(月)10時~12時

 教室:大正大学3号館1階 鴨台プロジェクトセンター

 受講者:7人

 担当:齋藤知明

 

 後期のマナビトゼミは、12月8日(土)に大正大学でおこなわれる、子どもといのちの教育研究会の定期勉強会(L.E.S.)で発表する授業案の作成を目指します。第1回目のゼミテーマは「授業案作成のための役割分担」でした。なお、前期ゼミで担当されていた弓山達也先生はサバティカルで不在のため、代わりに齋藤が後期ゼミの講師を務めます。

 まずは、受講者全員で夏に何をしたかについて一人ひとり話しました。旅行の話や日常の話などが出るなか、多くの人がお盆や法事、祖先祭祀などについて触れ、あらためて「いのち」について考えた夏となったようです。

 次に、前期のゼミの振り返りをした後、授業案の選別と授業案作成に関する役割分担を決めていきました。前期のゼミでは2つの班に分かれて、それぞれ授業案を作りました。一つが脳死臓器移植の事例を教材とする「死を意識することによっていのちの大切さを感じる」というものと、もう一つが赤ちゃんを抱くことなどで「いのちの捉え方の多様性と母親の子どもに対する愛情を自分の生活に即して理解する」というものでした。前期は「死」と「生」、対照的なテーマを持つ2つの授業案を作成しました。

 後期ゼミは、研究会での発表時間や受講者数の関係で、一つのテーマに絞って授業案づくり、および模擬授業をおこないます。今回は後者の、赤ちゃんと児童の触れ合いを目的とした授業案を練り上げていくことになりました。受講者からは、すでに自治体と学校が連携をし、赤ちゃんと児童を触れ合っている例が紹介されるなど、授業案作成に向けて議論が進みました。

 次回は、受講者のみなさんから「市民がどのように授業に関わるか」の案を提出してもらい、授業案の完成を目指します。

 

(文責:齋藤知明)

 

 

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(この記事は、大正大学宗教学会のホームページの内容を掲載しております)

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