学部・大学院FACULTY TAISHO
宗教学専攻
星川啓慈先生の著書『宗教哲学論考―ウィトゲンシュタイン・脳科学・シュッツ―』の書評が掲載されました
本学の星川啓慈先生のご著書、『宗教哲学論考―ウィトゲンシュタイン・脳科学・シュッツ―』(明石書店、2017年)の書評が『宗教哲学研究』第35号と『宗教研究』第391号に掲載されましたので、ご紹介します。
本書は、前著『言語ゲームとしての宗教』(勁草書房、1997年)、『宗教と〈他〉なるもの―言語とリアリティをめぐる考察―』(春秋社、2011年)に続き、「宗教哲学三部作」として刊行されたものです。帯にもあるように、「〈星川宗教哲学〉の集大成」となっています。
第Ⅰ部 ウィトゲンシュタインの生と哲学
第1章 ノルウェーにあるウィトゲンシュタインの「小屋」の跡に立って
第2章 独創的な「否定神学」の著作としての『論理哲学論考』―ボヘンスキーの批判も踏まえて―
第3章 太陽とウィトゲンシュタインの宗教体験―一九三七年三月に書かれた『哲学宗教日記』の分析―
第Ⅱ部 宗教と神経科学
第4章 決定論と自由意志論の狭間を生きたベンジャミン・リベット―ユダヤ教と実験神経生理学―
第5章 宗教哲学と脳科学―エクルズ/ポパーの『自我と脳』と「神経宗教哲学」の構想―
第Ⅲ部 「祈り」の分析
第6章 シュッツ現象学による「祈り」の分析―言語哲学の観点とともに―
以下の各記事では、特別に許可を得て書評の全文が掲載されています。本書とあわせてぜひご覧下さい。
●『宗教哲学研究』第35号、佐藤啓介先生(南山大学)による書評
→記事はこちら
●『宗教研究』第391号、杉村靖彦先生(京都大学)による書評
→記事はこちら
(文責:大場あや)