学部・大学院FACULTY TAISHO
宗教学専攻
【宗教学専攻】星野英紀先生編『東日本大震災後の宗教とコミュニティ』が刊行されました
本学名誉教授・星野英紀先生と本学非常勤講師・弓山達也先生(東京工業大学)が編者を務められた『東日本大震災後の宗教とコミュニティ』(ハーベスト社、2019年3月)が刊行されました。
本学研究室を拠点とした「震災と宗教」研究会では、2011年の震災直後から断続的に総合的な宗教調査を実施してきました。
同書は、その成果をまとめ、震災後のコミュニティの再建における宗教の役割(避難場所としての宗教施設、宗教教団や宗教者の動向、祭りや民俗芸能や震災モニュメントの持つ意味など)を検討したものです。
目次は以下のとおりです。
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第1部 調査地の概要と震災被害
浜通りにおけるいわき市の位置づけと震災被害 (川副早央里・星野壮)
相双地域における原発事故と寺院 (星野英紀)
第2部 いわき市における震災後の宗教教団と宗教者
一僧侶の支援活動と宗教者意識 (齋藤知明)
浄土宗青年僧侶による復興支援とそれを支える力 (高瀬顕功・小川有閑)
信仰と災害・復興支援活動 (小林惇道)
神職たちの支援活動 (魚尾和瑛)
福音系キリスト教会の支援活動 (齋藤知明)
新宗教教団の支援活動1―天理教・いわき市の事例から (藤井麻央)
新宗教教団の支援活動2―創価学会・福島常磐総県の事例から (寺田喜朗)
第3部 震災モニュメントと宗教文化
震災モニュメントの現在と今後 (小林惇道・君島彩子・弓山達也)
いわき市における震災モニュメント等調査報告 (君島彩子・小林惇道)
福島県浜通り沿岸地域の復興と神社 (黒崎浩行)
民俗芸能と新しい祭り (弓山達也)
第4部 住民避難の町から
原発難民と「ふるさと」と寺院―福島浜通りの寺院檀信徒調査より (星野英紀)
原発被災寺院と原発難民 (星野英紀)
高台復興住宅建設と行政・住民・菩提寺 (星野英紀)
震災からの復興と宗教文化の行方 (星野英紀)
「忘れられた町」の「四日間」とその後 (星野英紀)
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星野先生・弓山先生のほか、本学の寺田喜朗・齋藤知明・星野壮・小川有閑・高瀨顕功の各先生、宗教学専攻の院生・OBである小林惇道・魚尾和瑛さんも執筆されています。
大学ブログに更新された記事もあわせてご覧下さい(リンクはこちら)。
8月26日(月)には、本書の合評会を大正大学宗教学会にて行う予定です。
ご関心のある方はぜひご参加下さい。時間や場所等、詳細は追って更新いたします。
(文責:大場あや)