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比較文化専攻

シカゴ万国宗教会議、120年に思うこと――現代の「宗教間対話」の先駆け

今年2013年は、アメリカのシカゴで「万国宗教会議」が開かれて120年になります。

 万国宗教会議は、世界コロンビア博覧会の関連事業の1つとして計画されました。博覧会そのものは、19世紀の近代文明の粋を集め、さまざまな技術の発展を、アメリカが世界に誇ろうとする内容でした。そして、その期間中、20あまりの国際会議が開かれました。

 そうした中で、アメリカのプロテスタント信者を中心に、「世界の偉大な宗教の指導的代表者たちを、史上初めて一堂に集め、精神界の万国博を開こう!」との機運が高まり、シカゴ万国宗教会議が実現したのです。

 「仏教タイムス」が、シカゴ万国宗教会議開催120年を記念して、「シカゴ万国宗教会議120年に思う」という企画をたてて、連載が始まりました。「3番バッター」として登場したので、この宗教会議を「宗教間対話」の先駆けとして捉える、小生の記事(新聞の日付は2013年4月25日)を紹介します。

 世界の諸宗教の代表者が熱い思いで意見交換したのですが、それはまさしく「比較文化」の1つのあり方であるといえるでしょう。

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(星川啓慈・比較文化専攻長)

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