ディプロマ・ポリシー(DP)
メディア表現学科は、大学が掲げている教育ビジョン「4つの人となる」を、生涯を通じて体得していこうとする学生を育成するために、メディア表現学科の教育課程を修了し、以下の資質・能力を備えた学生に学位を授与します。
知識・技能 |
- ①情報社会/現代社会の機構(mechanism)を高度に分析し、自己の表現技能において活用できる。
- ②情報社会/現代社会の機能(function)を知り、自己の表現技能において活用できる。
- ③情報社会/現代社会における組織(system)を高度に分析し、自己の表現技能において活用できる。
- ④専門課程で学ぶプロフェッショナルな技能を駆使して総合的に自分を表現する方法を持ち、社会へ向けて自らの考えを発信できる。
- ⑤自ら設定した表現課題(放送・映像メディア、アート&エンターテインメントワーク)の属する知的領域の表現方法を理解し、構想することができる。
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思考・判断・表現 |
- ⑥ハードウェア/ソフトウェア、ファインアート/エンターテインメント、メインカルチャー/サブカルチャーなど従来の二項対立を無批判に受け入れることなく、問題を自ら発見し、クリエイティブな思考、判断をすることができる。
- ⑦他者との違いを認めて多様な価値観を理解し、自らの意見を論理的・創造的に再構築して社会一般に伝達することができる。
- ⑧メディアリテラシーとエシカルに関する知識を基準に、コミュニケーション・情報発信ができる。
- ⑨知識集約型社会を見据えて、自らの専門分野の学問領域と他の学問領域を統合的に学び、多面的・重層的な思考をすることで、複雑かつ多様な現代社会の課題解決に取り組むことができる。
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関心・意欲・態度 |
- ⑩デジタル時代において必要不可欠とされる読解力、柔軟な思考力、コミュニケーション力の向上に対して貪欲に取り組む姿勢を堅持できる。
- ⑪日常生活(自らの身体を通じた世界との接触)とヴァーチャル生活(メディアを通じた世界との接触)との二元的認識が所与の条件となった現代社会において、片方に偏することなく中道精神を貫くことができる。自らの作品や表現を社会の発展に活かすためのオペレーションを身につけている。
- ⑫他者の作品や表現を評価するにあたっては、クリエイターや創造をプロデュースする立場の個性を尊重し、深く理解したうえで正当な評価をしようとする姿勢を身につけている。
- ⑬他者と協働しながら作品を創造する喜びや有用性を知悉しており、共同作品を制作する意欲を有している。
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カリキュラム・ポリシー(CP)
メディア表現学科は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている学生を育成するために、以下のカリキュラムを編成します。
教育内容 |
- ①状況に応じて迅速かつ的確な判断及び行動がとれる学生を社会に送り出すために、全カリキュラムの4分の1を超え、3分の1を下回る範囲で実習時間を設定する。学生が自らの関心に合わせて主体的に内容を選択し、本学の建学の理念のひとつである智慧の実践を実現するための実習とする。
- ②学生が必要に応じて主体的にプロジェクトの運営組織を構築し、適性などを見極めながら役割分担を決め、到達目標の達成へ試行錯誤を繰り返すPBL(Project-based Learning)を実施する。
- ③初年次教育において、学生のニーズにあわせた主体的な学びをサポートするために、基礎科目にふさわしい内容の科目(学科が網羅する表現手法の全体像の把握、自己肯定力を高めるためのセルフマネジメント、情報発信者としての基本的倫理観、グループマネジメント能力の涵養等)を配置する。
- ④卒業後の進路を見据え、自らの専門分野における知識・技能を体系的に修得するとともに研究方法の理解と実践を進める専門教育を徹底する。コースの区分にとらわれず、学生ひとりひとりのニーズに合わせた自由な履修構成を可能とする。
- ⑤専門性向上に資する単科科目を多数設置する。これらの科目については、学生のニーズをきめ細やかに把握した上で、これに応じて科目のブラッシュアップを続けるものとする。
- ⑥演習・実習を中心とした専門教育を実施する。2年次はワークショップ、3・4年次に専門ゼミナールとし、1週間に複数時限(原則として3限連続)にわたる科目を設ける。
- ⑦実践を通して主体的に情報発信できる技術を身につけられるよう、講義に加え、実習やコンテンツ制作・発表、プレゼンテーションも軸としたカリキュラムを編成する。インターンシップなど外部団体との連携を通じて、実際の仕事現場に立つ就業体験の機会も設ける。
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教育方法 |
- ①共通教育のみならず、専門教育でもアクティブ・ラーニングをメインとし、他者との協働を通じて問題解決に取り組み、発表する機会を設ける。
- ②専門的な知識や技能を確実に身につけるために、学生と教員の距離の近さを意識した少人数での学習を重視し、ワークショップやフィールドワークなどを進める。卒業論文あるいは卒業制作を全学生に課すことにより、学修成果を論理的・創造的に表現し、自らの達成状況を確認する機会も設ける。
- ③学生同士が互いの作品やプレゼンテーションをめぐって意見交換し、批評し合う機会(検証・批評の場)を科目ごとに設ける。作品批評や質疑応答、スピーチコミュニケーション、合評会を行うことで互いを高め合い、個々の学修進度の確認やパフォーマンス改善等につなげることを可能とする。
- ④毎年期末に成果を社会へ発信する機会(成果報告書/報告会)を設ける。自らの作品に対する社会からの率直な評価を受けることにより、履修者の精神的成長をもたらす場として効果的に機能させる。
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評価 |
- ①4年間の総括的な学修成果については、全学生に課される卒業論文あるいは卒業研究・卒業制作とその発表を対象に担当教員が評定と口述試験を行い、DPで示された資質・能力の達成状況を評価する。
- ②作品づくりや表現発信については、教員による評価及び改善点の指摘に加え、学生間での相互評価も行う。成績をつけて終わるのではなく、教員と学生の話し合いを通じ、学生の成長に向けた適切なロードマップの作成と見直しをPDCAサイクルによって実施する。
- ③成績評価については、学生からの問い合わせに常時対応し、基準も開示する。
- ④学部教育に関しては、教員FDと学生希望調査を通じたカリキュラムアセスメントを実施して教育課程の見直しを図り、継続的に改善を行う。
- ⑤卒業時には、カリキュラム改善の指標とするため、質問紙法や面接調査法を用いて学生生活全般に対する総括的評価を行い、KGI(目標達成指標)に基づくカリキュラムのPDCAサイクルを推進する。
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アドミッション・ポリシー(AP)
メディア表現学科は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した能力・資質を総合的に備えた学生を育成するために、以下の資質・能力を備えた学生を求めます。
知識・技能 |
- ①学科での学びに必要な基礎知識を有している。
- ②高等学校の教育課程で履修する科目の内容を理解し、卒業相当の知識を修得している。
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思考・判断・表現 |
- ③身近な問題にかぎらず国内外の政治、経済、文化、SDGsなどあらゆる領域の事象に深い関心を抱き、自身の興味の有り様を自らの言葉で筋道立てて説明又は表現することができる。
- ④多様な考え方を自分なりに整理し、考察することができる。
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関心・意欲・態度 |
- ⑤創造やプロデュースへの憧れを持ち、表現することに強い意欲を持っている。
- ⑥「読む・書く・話す・聞く」能力の向上や、他者にわかりやすく伝えるための表現方法の習得に意欲を持っている。
- ⑦様々な意見や価値観を受け入れ、配慮ある行動をしようという信念を持っている。
- ⑧学科での知識や経験を生かし、社会や地域に積極的に貢献しようという意欲を持っている。
- ⑨伝統的メディアや新興メディアなど多様な媒体が発信するニュース・表現に対して積極的に接し、洞察力を高めて真贋を見極めようとする姿勢を持っている。
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