学部・大学院

DEPARTMENT

歴史学科

ディプロマ・ポリシー(DP)

歴史学科は、大学が掲げている教育ビジョン「4つの人となる」を、生涯を通じて体得していこうとする学生を育成するために、歴史学科の教育課程を修了し、以下の資質・能力を備えた学生に学位を授与します。

知識・技能
  • 歴史についての幅広い知的好奇心をそなえ、専門的かつ広範な知識を身につけている。→「物事の本質を見極める力」
  • 日本史学、東洋史学、文化財・考古学の実証的な研究方法を身につけている。→「根拠にもとづいて思考する力」
思考・判断・表現
  • 学びを進める中で物事の本質を見極め、自ら問いを立て、日本史学、東洋史学、文化財・考古学のいずれかの領域における研究方法を用いて、その問いを解決することができる。→「物事の本質を見極める力」「自分事として問いを立てる力」
  • 自らが学んだ知識や経験にもとづく考察を、客観的に口頭や文章で表現することができる。→「自分らしい方法で表現する力」
  • 知識集約型社会を見据えて、自らの専門分野の学問領域と他の学問領域を統合的に学び、多面的・重層的な思考をすることで、複雑で多様な現代社会の課題に応えることができる。→「自分事として問いを立てる力」「自らの主張を吟味し、ふりかえる力」
関心・意欲・態度
  • 日本史学、東洋史学、文化財・考古学の多様な学びを通じて、社会のさまざまな課題を自らの問題として捉え、主体的にそれらの解決に取り組む姿勢を身につけている。→「自分事として問いを立てる力」
  • 自らが学んだ領域を活かして、地域社会(コミュニティ)が抱える課題に対して、他者に共感してその解決に取り組むことができる。→「他者に共感する力」

カリキュラム・ポリシー(CP)

歴史学科は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている学生を育成するために、日本史コース、東洋史コース及び文化財・考古学コースにおいて、以下のカリキュラムを編成します。

教育内容
  • 各専門分野における知識を体系的に修得するために、基礎部門の学科共通科目、応用部門の特講科目などを系統的に配置します。
  • 各専門分野における研究方法の理解と実践を進めるため、1年次から4年次まで、専門別のゼミナールを配置します。
  • 教職や学芸員、考古調査士の資格に必要な科目を、関連資格部門等に配置します。
教育・学修方法
  • アクティブラーニング:主体的にものごとに向かう姿勢を身につけ、他者との協働によって問題を解決する能力を育成するために、アクティブラーニングなどを取り入れ、自ら発表し、ディスカッションをする機会を設けます。
  • 少人数教育:専門教育においては、歴史に関する専門的な知識や根拠にもとづき思考する実証的な研究方法を身につけるために、基礎ゼミナールや専門ゼミナールなどの少人数のクラスで、学修活動を進めます。
  • 実習・フィールドワーク:自らの視野を広げ、情報収集や整理の技能を高めるために、地域社会の歴史的資源を活用し、実習やフィールドワークなどの学修機会を提供します。
  • 卒業論文:卒業論文を全学科生に課すことにより、各自が研究目標を定め、学修成果を論理的・創造的に表現する機会をつくります。
評価
  • 4年間の総括的な学修成果については、全学科生に課せられる卒業論文に対して、担当教員による評価と口述試験を行い、ディプロマ・ポリシーで示された資質・能力の達成状況を評価します。
  • カリキュラム改善の指標とするため、3年時および4年時にDP達成度・到達度調査を行うなど、学生生活全般に対する総括的評価を行い、カリキュラムのPDCAサイクルを推進します。

アドミッション・ポリシー(AP)

歴史学科は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている学生を育成するために、以下の資質・能力を備えた学生を求めます。

知識・技能
  • 高等学校で履修する地理歴史の内容を十分に理解している。
  • 歴史学科の学びに必要な基礎的な知識・技能を有している。
思考・判断・表現
  • 設問や質問の趣旨を理解し、順序立てて考えることができる。
  • 多様な考え方を整理し、自らの言葉で説明することができる。
関心・意欲・態度
  • 歴史や文化に関することに幅広く深い関心を持っている。
  • 読む、聞く、書く、話す能力のさらなる向上やわかりやすい表現方法の習得に意欲を持っている。
  • 研究・調査や実習などを通じて、他者と協働する意欲を持っている。
  • 自らの学びを通して、地域や社会に積極的に関わっていこうとする意欲を持っている。