学部・大学院

DEPARTMENT

公共政策学科

ディプロマ・ポリシー(DP)

公共政策学科は、大学が掲げている教育ビジョン「4つの人となる」を、生涯を通じて体得していこうとする学生を育成するために、公共政策学科の教育課程を修了し、以下の資質・能力を備えた学生に学位を授与します。

知識・技能
  1. 社会や地域が抱える公共政策上の諸課題を解決するための政策立案に関する知識・教養を身につけている。
  2. 公共政策の分析や立案と実施に必要な政治学、社会学、経済学、法律学等の基礎知識を論理的に理解している。
  3. 得られた知識を社会や地域の課題解決の現場における実務・実践力へと高めることができる。
思考・判断・表現
  1. 自らがテーマとした公共政策上の課題を解決するための方策について、政策学等の思考を基礎として、関連する学領域の研究手法を用いて考察することができる。
  2. 修得した専門科目が扱う手法を用いて、さまざまな公共政策上の課題を発見、分析し、表現することができる。
  3. 他者の意見を取り入れ、自らの考えを的確に表現、伝達できる能力を身につけている。
  4. 知識集約型社会を見据えて、自らの専門分野の学問領域と他の学問領域を統合的に学び、多面的・重層的な思考をすることで、複雑で多様な現代社会の課題に応えることができる。
関心・意欲・態度
  1. 社会や地域において、民主的で自由な社会を支えるための公共政策上の課題を解決するためのリーダーフォロワーとして、自身の役割を自覚し、課題を積極的に解決しようとする姿勢を身につけている。
  2. 学領域での学習で得た知識を活用し、公共的課題を解決するための多様なニーズに応えようとしている。
  3. 他者と共に目標を達成しようとすることの意義を理解し、コミュニケーションを通じて相互の理解や合意形成を実現しようとする姿勢が醸成されている。

カリキュラム・ポリシー(CP)

公共政策学科は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている学生を育成するために、以下のカリキュラムを編成します。

教育内容
  1. 公共分野の地域戦略人材となるために必要な政策学の基礎を体系的に身につけ、幅広い知識や技能を養うために、専門科目として基礎部門、政策領域部門、演習・実践部門を設定し、それぞれ科目群を設置する。
  2. 専門科目は公共政策学を主軸とし、政治学、行政学、社会学等に連関する諸分野(政策、環境、観光、地方自治、コミュニティ等)について学際的に学ぶ。
  3. 専門科目の中の実習に係る科目群では、中央官庁や各地の自治体、非営利団体・民間企業等で公共に関わる組織を対象として、現場を訪問することを通じて調査や観察を行ったり、組織の内部で実務を学ぶ研修を行ったりするなど、実践的な学修を行う。
  4. 基礎ゼミナールをはじめとした演習系科目群を配置し、公共政策実習の学習を事前・事後で強化・深化させ、また4年間の集大成としての卒業研究に着実に取り組む。
教育方法
  1. 基礎部門の科目群や1年次のゼミナール科目では、学生の能動的な学修と柔軟な社会性の形成を目指して、各科目の展開において少人数の学習集団編成を行い、グループ学習に取り組む。
  2. 基礎部門および政策領域部門の科目群では、各科目の特性に応じてアクティブ・ラーニングもしくはPBLの手法を導入し、公共政策に係るさまざまな課題解決のために必要となる思考力・判断力を養う。
  3. 公共政策実習に係る科目群では、専門科目群の中で獲得した知識・理解を再確認し、具体的な課題解決に向けたスキルを獲得することを目指して、学内における集中的な学修と、実際に地域に赴いて現場においてフィールドワークやインターンシップ型の学修を組み合わせた展開を行う。
評価
  1. 学科の専門科目においては、知識や理解の定着および思考力・表現力・判断力の獲得状況を確認するため、授業内でのペーパー試験やレポート課題、口述による試験などを組み合わせた評価を行う。
  2. 公共政策実習に係る科目群については、実習への参加状況のみならず、学修態度や学修姿勢、学修記録や報告書、成果発表会の資料作成および質疑応答等により、多角的かつ総合的に評価を行う。その際、複数の教員・実習担当者による協議もしくは合議を行い決定するものとする。
  3. 卒業研究の遂行とその審査においては、複数の教員による口述試験を行った上で、DPに示された資質・能力等の獲得状況を学科として評価する。
  4. カリキュラムアセスメントおよびカリキュラム改善のため、インタビューなどの形成的な評価を毎年度実施することに加えて卒業時にも総括的な調査を行い、カリキュラムの改善にも取り組む。

アドミッション・ポリシー(AP)

公共政策学科は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した能力・資質を総合的に備えた学生を育成するために、以下の資質・能力を備えた学生を求めます。

知識・技能
  1. 国語、英語、地理歴史・公民、数学等の各教科科目について、高等学校卒業相当の知識を身につけており、高等教育を受けることができる学力が備わっている。
思考・判断・表現
  1. 自ら問いを立て、課題を解決していくための道筋を深く考えることができる。
  2. 意見や価値観の異なる人々の考えと自らのそれの違いを客観的に表現することができる。
関心・意欲・態度
  1. 社会や地域の公共政策上の課題に対して深い関心を持ち、公共政策を担う人材となることに強い意欲を持っている。
  2. 地域の課題解決に向けて、他者との協働によって目標を達成しようとする姿勢を持っている。