国際文化コース

卒業おめでとう②　カルスタから二人の「先生」誕生！

卒業式から２週間ほどになります。

入社研修のはじまっている企業もあるようで、早くも、その様子を知らせる便りも届いています。

3月25日に開催されたオープンキャンパスでも、参加者に「知りたいことは何ですか？」と聞いたところ、授業の内容や学生たちの取り組みとならんで、就職の状況、という項目が挙がりました。

カルチュラルスタディーズコースの卒業生の、いわゆる、就職率《就職先決定者÷（卒業生ー大学院進学者）》は97.7パーセントです。3年生から4年生に進級する春休みから始まる就職活動のなかで、一人ひとりの学生が、学業と両立させながら、真剣にそれぞれの将来を考えた成果です。CEC(就職部）からのたくさんの指針と助言を受けて、より充実した学生生活を送ることこそ、より多くの進路選択の可能性を切り開くことだと邁進した学生たちが打ち出したすばらしい数字です。逸早く内定を獲得した学生もあれば、じっくりと選び抜いて選考試験に臨んだ学生もあり、その過程はさまざまです。それぞれにドラマがあり、たくさんの感動を私たちも共有させてもらいました。

大学はけっして就職のためのプレスクールではありませんが、一緒に学んだ学生たちが、学生生活のその先に、思いどおりの進路を見つけ、希望に満ちた次のステップを踏み出して巣立っていくのを見ることほど幸せなことはありません。私たちの学生が、社会に評価され、活躍を期待されるということは、とりもなおさず、カルチュラルスタディーズコースで学生たちが応用力のある思考力や判断力を培い、それを支える豊かな知識と経験を積んだという証です。巣立っていった卒業生たちを、心から誇りに思います。

そして、今年のビックニュースは、カルチュラルスタディーズから二人の「先生」が生まれました！　二人はこれから中学校の国語の先生として、教壇に立ちます。カルチュラルスタディーズコースで国語の教員免許を取るためには、カルチュラルスタディーズコースの専門科目に加えて、国語の免許に必要な科目、さらに教職課程の科目の単位の取得が必要です。本当に「タフ」な時間割を、部活動やサークル活動にも参加し、その実績を残しながらやりこなし、みごとに採用試験を突破しました。カルスタのレジェンドの誕生です。

卒業式で、教壇に立って、記念撮影しました。

佐々木先生と西先生、二人が生徒たちに慕われる姿が目に浮かびます。きっと厳しい先生になることでしょう。でも、共感をもって励まし、親身になって生徒を支える先生にもなることでしょう。教育には矛盾もあります。あちらを立てればこちらが立たず・・・悩むことがあったら、今度は同業者として、話をしよう。

卒業していったみんな、もうすぐ4月、それぞれの場所で、たくさん活躍してください。
新しい生活のスタートに、心から祝福を送ります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　♪伊藤淑子