学部・大学院FACULTY TAISHO
アート&エンターテインメントワークコース
卒業論文発表会 組織として、そしてその一員として
こんにちは!
アート&エンターテインメントワークコース(以下アーエン)2年の高橋洸介です。
卒業論文発表会はアーエンの3年生と4年生が調査研究し、執筆してきた卒業論文を発表する場です。
私たち2年生はこの発表会の準備を通じて、イベントの運営方法を学び、第4Qから制作が始まる卒業論文の書き方についても学んでいきます。
今回は卒業論文発表会当日の様子を報告します。
今年度は11月18日(土)・19日(日)の2日間にわたり、1日目は4年生の、2日目には3年生の発表が執り行われました。
1日目は波乱のスタートとなってしまいました。
発表会開始前に、2年による設営準備、発表する3.4年生への発表方法の説明を予定していましたが、準備の段階で機材トラブルが発生し、その上、誰がどの準備を担当するのかが曖昧だったことにより、10分遅れてのスタートとなってしまいました。
リハーサルでは出なかった問題が次々と出てきて、発生するトラブルの予測が足りていなかったことに気づかされました。
その後は、先生方にアドバイスをいただき、滞りなく終了予定通りに1日目を終えることができました。
そして、改善点を確認しあって迎えた2日目、私たちは1日目に出た問題を再発させないよう務めました。
3年生は執筆中の卒業論文の発表だったため、4年生の発表とは異なるトラブルへの対応が求められましたが、各自が自分の仕事を全うし、個の立ち回りと全体での立ち回りを考えて行動しました。
さらに、統括は「こまめな報連相確認」を意識してより円滑な連携・進行を心がけたことで、無事に卒業論文発表会の幕を閉じることができました。
運営方法について学ぶことが多かった2日間でしたが、先輩方の発表を聞いたことで「論文制作のヴィジョンがはっきりとした・固定観念に囚われない多様な視点を持つことができた」といった感想が多く、来たる論文執筆における収穫も多い、充実した発表会となりました。
私は発表会の実行委員会リーダーとして今回、準備してきた1ヶ月半で痛感してきたことがあります。
それは「組織で動くことの大変さ」です。
第1Qから第3Qまで様々なグループワークやPBL実習を通してクラス単位で活動していましたが、今回は私たちに加えて3年生、4年生、先生方といった100を超える人数を動かし、協力していただく必要がありました。
そのため、正確かつ迅速な情報共有が求められることや、全参加者にとって最善最良の方法を考える必要がありました。特に情報共有に関しては以前のコースブログにも書きましたが、誤った情報を伝えてしまうという失敗から正確な情報・疑問点・問題点の共有が組織として動いていく上でとても重要なことなのだと実感しました。
夏休み前から始まった準備、当日を通して全てうまくいったということはありませんでしたが無事に会を終えることができたのは、先生・先輩方のご協力はもちろんのこと運営した2年生の柔軟な対応があってこそだと感じています。
ありがとうございました。
これから私たちは卒業論文の調査研究に取り掛かるとともに、企画立案や運営方法についてもまた学びを進めていきます。今回の発表会で学んだことを軸にさらに成長できるよう努力してまいります。
最後まで読んでくださりありがとうございました!