学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

人間科学科

授業紹介01:社会学の基礎

シリーズでの掲載予告のある「コミュニケーション・ガイダンス」ですが、少しあいだに入って、連休前の4月26日に行われた「社会学の基礎」の授業の様子などを、講義担当の張江が紹介します。
 この授業は、今年度から「社会学の基礎A」「社会学の基礎B」と名称変更がなされましたが、2コマ続きで実施される例年どおりの講義科目で、1年生対応科目です。むろん、人間科学科の科目ですが、「関連科目」として他の学科、多くは教育人間学科の学生諸子も履修しています。
 とはいえ、ほとんどの履修生は人間科学科の1年生です。
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「社会学の基礎」講義風景

今回は第3回の講義です。
 大学の授業は「90分」を1コマとしていますから、この授業の場合は、10分間の休憩をはさむとはいえ、180分を受講することになります。
 受講生の圧倒的多数は少し前まで高校生だったわけですから、「180分間」で、話を聴きつつノートを取るのは、なかなか大変なことなのです。
 まだ不慣れな学生諸子も多いのですが、6月後半には、何とかなるものです。
 私も、大学1年生で経験したはじめての90分授業のときに「お尻が痛くなったこと」を覚えています。
 さて、心理社会学部になったとはいえ、基本的に「人間科学科」は、心理学と社会学を中心にしつつ、そこに身体科学や図書館情報学などの隣接諸科学が対応する「人間に関わる総合的な学科」であることに変わりはありません。その基礎を形づくる科目群の1つが、この春学期に開講される「人間科学の基礎」・「心理学の基礎」、そして、この「社会学の基礎」ということになります。
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腕を振り上げての熱弁?


 今回の授業では、霊長類ヒト科(これは生物学的な呼称で、要は「人間」のことです)の「本能(学習せずとも作動する行動プログラム)」が生きていくのに充分な仕方で機能しないことを手がかりにして、人間がなぜ相対的な「文化」という意味体系・価値体系をあたかも本源的なものとして学習し、自らのものとするのかなどを中心に講義をしました。
 大学生としての受講リテラシーはまだまだ成立しているとは言えませんが、今年の新入生は全体として、とても熱心に聴講してくれています。かれらの成長への期待大です。  (文:張江)
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