学部・大学院FACULTY TAISHO
日本文学科
源氏を読む会を開催!!
人文学科のみなさん
近頃は夏めいてきて、半袖でないと暑い日が続いていますね。
さて、そのような中、先月末に「源氏を読む会」と「出藍会(教職勉強会)」が開催されました。
まずは、「源氏を読む会」の報告です。
大正大学には、『源氏物語』があるのをご存じでしょうか。
これは、室町期に書写されたとされる物で、全五十四帖が揃っている希少なものです。
左の写真は、その『源氏物語』の実物です。高校時代に勉強した方も多いと思われる「桐壺」の冒頭部分です。あの有名な「いづれの御時にか女御更衣あまたさぶらひ給ける中に…」で始まる、源氏物語の一番最初ですね。暗記をして諳んじることができる方も多いでしょう。
「源氏を読む会」は、その『源氏物語』を原本で読もう!という趣旨で発足されたもので、本年で2年目を迎えます。
みなさん、「こんな筆で書かれた呪文のような文字が読めるの!?」と驚くかと思いますが、実は読めるようになってしまうんです!!
右の写真は、読んでいる最中を撮影したものです。自転車と同じで、最初は練習が必要ですが、慣れてしまったら、あとはスイスイ読めます!もし、わからない字があった場合は、写真手前の「変体仮名(筆で書かれたひらがな)の例」を参照すればすぐにわかります!
このように「源氏を読む会」では、大正大学でしかできない活動をしています。せっかく大正大学に『源氏物語』があるのですから、それを読まないのは、非常にもったいない!特に、人文学科に入学したのなら、なおのことです。
もし、「源氏を読む会」に少しでも興味がある方や、「是非、大正大学の『源氏物語』を見てみたい」という方がいらっしゃいましたら、人文学科教授の大場先生か、副手の首藤にまで、ご連絡を下さい。一号館の五階で、お待ちしています。
来週は、「出藍会」の様子を報告します。お楽しみにしていて下さい!