学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本文学科

第32回「おうだい子ども日本語教室」の開催

2024年2月24日(土)に第32回「おうだい子ども日本語教室」を開催しました。その様子をお届けします。今年になってから、子どもたちが急増し、この日も学生サポーターたちが一人で複数の子どもを担当していました。

一枚目の写真は、中学生が数学の勉強をしている様子です。この日は定期試験がちかいこともあり、熱心に取り組んでいました。このようにこの教室では、日本語支援だけではなく、日本語支援と統合した教科支援も行っています。

 
二枚目の写真は、小学生と学生サポーターが一緒にしりとりをしている様子です。教科書を使っての勉強だけでは集中力が続かないこともあるので、こういった遊びやゲームを取り入れながらことばを学んでいきます。学年や年齢、ルーツを超えて、子どもたちと学生サポーターが交流する機会をつくることも私たちがこの教室で大切にしていることです。

 
三枚目の写真は、教室の前に、子どもと学生サポーターのマッチングの検討や教材選びをしている様子です。このように、現在では学生がコーディネーターの役割も担い、学生主体で教室運営を行っています。開設の1年目は教員がマッチングや教材選びを行い、教え方などのアドバイスを行っていましたが、現在ではほぼすべての運営を学生が担っています。教室後のふり返りも学生たちが自分たちで行い、子どもの状況や自分たちが意識していること、達成できたこと、次回以降取り組んでみたいこと等の共有を行います。ふり返りシートを記入するだけでなく、それを他者と対話しながら共有することで、より深いふり返りとなっている様子がうかがえます。このように、この教室の場は外国につながる子どもたちの学びの場になるだけではなく、学生サポーターにとっても真正の学びの場となっています。
 
 
以下、学生サポーターのコメントを紹介します。

・平仮名から片仮名への変換、九九を行いました。スムーズに答えられる場面とそうでない場面がありましたが、しばらく待つと答えを出してくれるので、基本的に待つことを意識しました。

・今日は、前回の復習と「おひさま」とカルタで動作を表す表現を学習しました。今回良かったと思ったことは、毎時間カードで動作を表す表現の復習から入るのですが、「自転車」など、前回の漢字の読みを覚えてくれていたことです。しかし、やはりいつもの3人で勉強したかったらしく、1人でやるのは少し厳しそうでした。次回はどうしたら集中しつつもできるだけ3人一緒で楽しめるかというところを考えてやってみたいです。

次回の教室は、2024年3月9日(土)の14時から16時までです。

参加希望やお問合せは、「odaikodomo.taisho◆gmail.com」までお寄せください(◆を@に変えてください)。

大正大学文学部日本文学科では、これからも様々なイベントや取り組みを行っていく予定です。日本文学科公式SNSアカウントにおいて、情報発信をしていますので、良かったらフォローや拡散のほど、よろしくお願いします。
 
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