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日本文学科

【日本文学科】第38、39回、40回「おうだい子ども日本語教室」の開催

2024年6月15日(土)に第38回、6月29日(土)に第39回、7月13日(土)に第40回「おうだい子ども日本語教室」を開催しました。その様子をお届けします。

まずは、6月15日の様子です。4月から新しい子どもたちが増え、最初は戸惑っている様子も見られましたが、最近は慣れてきて大学生サポーターとも打ち解けてきました。人見知りでまだ教室に慣れていない子どもの不安を減らしながら、日本語の学習へつながる工夫をしています。この日は絵本を一緒に読みながら日本語を使うようにしました。

その結果、今日は子どもの方から「算数やりたい」「テストしたい」というリクエストがありました。仲良しの二人はテストも一緒。二人は仲良く一緒に勉強しながらも良きライバルのようです。

また、前からいる子どもたちとの交流も進み、サポーターと子どもたちとの学び合いの様子も見られるようになりました。こちらは給食や家で食べる料理の名前を確認しています。「○○が好きです」「××はあまり好きじゃありません」、先生や親には聞かせられない子どもたちの本音に思わず笑みがこぼれます。

大学生サポーターと本学の留学生も交えた真剣勝負の漢字カルタ。白熱しています。

 
6月29日の教室では、7月7日の七夕に向けて、短冊に願いごとを書いて、笹に飾りつけをしました。願いごとを見てみると、「かん字上手になりたいです」「図工の先生になれますように」など、七夕らしく自分の技芸の上達を願うものが多くありました。中には、「家族が健康でありますように」というお正月風のものや、「○○がもらえますように」などクリスマスのようなものもあり、それぞれの個性が見える七夕飾りができあがりました。
 
 
お国の文化が感じられる短冊もありました。赤に金と黒で彩られた短冊は、中国出身の子が書いたものです。願いごとの内容も、中国語の「心想事成」「万事如意」を日本語にしたもののようです。

 
七夕の彦星と織姫の絵を描いてくれた子もいましたので、笹といっしょに飾りました。

 
七夕飾りは、7月7日まで日本文学科のフロアに飾りました。願いごとを書いて飾る学生もいて、季節の行事はよいものだと改めて感じました。なお、大学生の願いごとには、「就活が上手く行きますように」と、切実なものも見られました。みんなの願いごとが叶うよう、願ってやみません。

 
7月13日は1学期最後の教室となりました。この日は高校生の見学者も含めてたくさんの学生サポーターが参加しました。お姉さんに囲まれて?独占できて?嬉しそうに勉強しています。
 
また、いつもおとなしく、あまり話してくれない子どもの様子にも変化が見られるようになりました。今日はホワイトボードに絵を描きながらたくさんのおしゃべりをしていました。日本語の語彙や文型の習得ももちろんですが、「話したい」「伝えたい」という気持ちやトピックが重要なことが分かります。お互いに絵を描きながらお友だちとサポーターのお姉さんたちとおしゃべりに花が咲きます。

  
次回の教室は、夏休み明けの2024年9月7日(土)の14時から16時までです。
参加希望やお問合せは、「odaikodomo.taisho◆gmail.com」までお寄せください(◆を@に変えてください)。
 
大正大学文学部日本文学科では、これからも様々なイベントや取り組みを行っていく予定です。日本文学科公式SNSアカウントにおいて、情報発信をしていますので、良かったらフォローや拡散のほど、よろしくお願いします。
 
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