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日本文学科

【日本文学科】日本文学踏査で田端文士村記念館と周辺地域の踏査を行いました【授業紹介】

2024年10月25日(金)に、日本文学踏査の授業で田端文士村記念館を訪問しました。昨年度は、田端文士村記念館が休館の時期と重なって、課外活動としてご案内いただいたので、授業でお邪魔するのは2年ぶりです。

最初に田端文士村記念館の館内で、館の意義に関するお話しをうかがった後に、企画展「作家・芥川龍之介のはじまり ~書斎「我鬼窟」誕生までの物語~」の見学を行いました。新しく収蔵された芥川龍之介の自筆の書簡をたくさん見学することができて、学生の皆さんも興味津々の様子でした(館内は撮影禁止のため、写真はありません)。

見学の後には、いよいよ田端地域の踏査に出発です。田端文士村記念館館長補佐・研究員の石川士朗先生に、田端の文士と地域についてさまざまなことをお教えいただきました。


【赤紙仁王尊の様子】


【田端に居住した田河水泡のマンガ
『のらくろ』のマンホール蓋とカード】


【下島勲旧邸近くでの解説】

【(仮称)芥川龍之介記念館建設予定地】

特に、芥川龍之介の最期を看取った下島勲旧邸近くの解説をうかがってから、実際に芥川旧邸まで歩いたことで、当日の朝の様子に思いを馳せる学生も多かったようでした。文豪がその場に生き、執筆し、そして亡くなっていったことが実感できるような素晴らしいご案内であったと思います。

芥川龍之介旧邸の一部は、2026年度北区によって「(仮称)芥川龍之介記念館」が建設予定ですが、今夏に建設予定地に芥川龍之介の家が建っていた場所に印をつけたとのことで、黄色いテープでその区画の一部をイメージすることができるようになっていました。記念館が建った後には見られない状況かと思いますので、こちらも良い体験になりました。

石川先生、貴重なご案内と解説とをありがとうございました! また、田端文士村記念館の学芸員やスタッフの皆さまにおかれましても、お世話になりました。

学生たちはこの後、見学したことと実際の文学作品を考え合わせてレポートを書いて、発表することになっています。引き続きがんばっていきましょう。

【芥川は田端駅を利用して大学へ行った】
 
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