学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

公共政策学科

海外フィールドワーク報告@カンボジア・シェムリアップ

2025年1月24日から29日にかけて、公共政策学科の2年生から4年生までの6名の学生が参加した「海外フィールドワーク」が実施されました。これは選択科目として開講されているもので、カンボジア・シェムリアップで「公共」について学ぶスタディー・ツアーとなります。シェムリアップといえばアンコール遺跡群が有名ですが、それ以外にもさまざまな場所を訪問し、たくさん話を聞いたりいろいろと体験したりすることができました。そんな様子を少しだけ紹介します。

これはシェムリアップ市の少し郊外にあるバンティアイスレイ遺跡を見学しているところ。日本は冬ですがこちらは真夏。暑い。

アンコールワットにももちろん行きました!第二回廊のあたりで全員でスナップ撮影。

遺跡の中はこんな感じ。これはタ・プローム遺跡。いろんなところにレリーフがあるのを見たり、重たい石を組み上げて建設した様子を見学したりしていきます。

大正大学の同窓会が校舎建設の支援をした小学校(大正小学校)を訪問しました。6年生の教室で一時間ほど、準備をしてきた環境教育の授業をしているところです。生物多様性について学ぶ授業を、学生たちが一生懸命指導している風景で、折り紙でいろいろな動物を折りました!

授業をした子どもたちと仲良くなりましたが、名残惜しい子どもたちとの別れ。。。

内戦のときに一度失われかけたクメールの伝統織物を復活させた村(IKTT)を訪問し、制作の様子を見学させていただき、またお話をたくさん伺いました。ここでは本当にたくさんの女性たちが活躍しています。

今回泊まった市内のホテルのベランダから。外を眺めるとこんな感じです。ホテルは便利な場所にありとても快適です。

せっかくの機会なので、シェムリアップの街中を走る「トゥクトゥク」にも乗ってみました。

アジア最大の淡水湖として有名なトンレサップ湖をクルーズし、水上集落の見学をした後に、湖上の施設で休憩しました。

プノンバケン遺跡の山頂から、沈む夕日を見学。乾季で良く晴れていたので、夕日がとても綺麗です。

シェムリアップ市教育局を表敬訪問し、教育長と面会。シェムリアップの教育課題などについていろいろとお話を伺いました。今回大正小学校で行った授業の報告などもしてきました。

スタディツアーの最後に、飛行場での一枚。ガイドさんとのお別れ。体調を崩す学生もなく、楽しいツアーのなりました。


コロナがだいぶ落ち着いて、シェムリアップ市内の観光も昔のようにかなり復活しています。にぎやかな街並みが戻ってきました。私たちは普段は主として日本国内の自治体の公共政策について学んでいますが、このような機会に途上国の自治体における課題が日本のそれらと違う様子を実感することができたと思います。来年度もこの「海外フィールドワーク」を実施する予定なので、参加したい人や興味ある人は、楽しみにしていてください。
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