学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
4年生、国家試験に向けて猛勉強中
社会福祉学科では、多くの学生が社会福祉士資格の取得を目指しています。一部の学生はさらに精神保健福祉士資格のダブル取得も目指しています。
そのためのカリキュラムとして「社会福祉特講」という講義を開講しており、4年生向けの社会福祉特講Ⅲの秋学期は、国家試験の模試から始まります。
卒業論文、卒業研究に燃えた夏期休暇直後の模試は、思い通りの点数が取れないこともあります。合格ラインの「6割得点」に遠く及ばず、国家試験に合格できるのかと不安でいっぱいになります。
そんな時、今春卒業した成田萌子さんが、忙しい中、勤務を調整して応援に来てくれました。成田さんは、大変分かりやすく詳しいキーワード集(語句ノート)を作り、それを武器に、社会福祉士試験を好成績で合格しました。
現在は、障害者支援施設で生活介護の仕事をしています。社会福祉士の資格は、今は直接的に役立っているわけではないけれど、勤務先の法人が今後相談支援を拡充していくので、これから社会福祉士の資格が活かされそう、とのことでした。
(成田さんの語句ノート) (社会福祉特講Ⅲ授業風景)
成田さんは、4年生にこんな話をしてくれました。
・卒論が終わるまでは、卒論中心で大丈夫。特講の授業だけはちゃんと出席して、授業で受験勉強を続けておけば、合格できる。
・自分は家では勉強が進まなかったので、大学で朝9時から閉館まで学習した。それぞれやりやすいスタイルがあると思うので、早くそれを見つけると良い。
・テキストはあれこれ新しいのを使わず、冊数をしぼって使い込むと良い。
・とにかく、最後まで絶対あきらめないことが大事! …
成田さんの講演を聴いた4年生は、
「卒論が終わってからでも、頑張れば大丈夫だとわかって希望を持てた」
「先輩のノートを目標に、自分の言葉で語句ノートを作る」
「自分に合った勉強方法を早く見つけたい」と、試験に向けて決意を新たにしたようでした。 その後、全員が、いっそう熱心に特講で学習を積み重ねています。(文責:田幡恵子)