学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
100年福祉ー113「世界一受けたい授業」で登場した小松成美先生の講義を聞きました
さる2018年5月28日、『虹色のチョーク』の著者である小松成美先生が「社会福祉入門」のゲストスピーカーとして来校され、「働く幸せを実現した町工場の奇跡~社員の7割が知的障がい者のチョーク会社の真実~」をテーマに講義が行われました。
小松成美先生は長年の取材経験から、障がい者にどうしてできないかと考えるのではなく、常にどうすればできるのかを考えることや、彼らの理解力に合わせて関わることの大切さをわかりやすく語ってくださいました。
また、「働く幸せを築くための3つのポイント」として、共感すること、共助すること、共創することを取り上げて下さり、ソーシャルワーカーを目指す学生たちにとっては最も重要な視点であり、良いヒントが得られる講義でした。
小松成美先生のすごく人を惹き付けるようなお話し方に学生たちも興味深く聞き入っていました。また次々と寄せられる質問に丁寧に答えてくださいました。
ここでは、1年生たちの感想を紹介します。
Oさん:小松先生のお話から、本田さんのお話を聞き涙が出ました。障がい者の方も私たちとコミュニケーションの取り方が少し違うだけで、弱者ではなく、社会にとって大切な存在だと改めて分かりました。
Kさん:胸に刺さる言葉がたくさんありました。考えさせられることがあり、何かが自分の心の中に生まれました。
Tさん:知的障がい者の特性を良いほうに伸ばしてくれた日本理化学工業が素晴らしいです。私もそういう社会づくりに貢献したいです。
Hさん:「4つの幸せ」という言葉はとても素敵です。また知的障がい者の理解力に合わせた仕事を任せること、相手と丁寧に向き合うことが大事と分かりました。
最後に、今回ご講義いただいた小松成美先生、本当にありがとうございました。
(文責 金 潔)