学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
社会福祉特講Ⅲ、卒研、実習、どれも頑張っています!
社会福祉学科に開設されている社会福祉特講(通称「特講」)は、社会福祉学の基礎を科目横断的、包括的に学ぶ科目です。社会福祉士・精神保健福祉士を目指している学生にとっては、特講での学びが国家試験にも役に立ちますので、履修生は皆、国試合格を目指しています。
特講Ⅲの履修生(4年生)は、10月9日までに国試の受験申込手続きを完了させました。
特講はⅠ~Ⅲまで、基本的に反転学習の方法を採っています。反転学習とは、従来の、講義で知識をインプットして課題で演習を行う、という方法を反転させ、まず、課題で新しい知識を各自がインプットし、授業では、講義ではなく各自の学習を元に演習やグループ学習を行って理解を深める、という学習方法です。
特講の履修生は、各自が掲示されたドリルや演習問題を学習して、よく分らないところを抱えて授業に参加し、授業の中で疑問点を解消していきます。簡単に言えば、事前課題が多いのです。この授業時間外の課題学習が履修生の地力を高めています。
しかし、4年生は、今月末には卒業研究の締め切りがあります。卒研は、学生が4年間社会福祉学科で学んできた集大成です。
コロナ禍のため学内で実施されている実習に参加している学生もいます。
この状況で優先すべきは何でしょう?もちろん、卒業研究、そして実習です。
このため、4年生には9月から10月末の卒研提出まで、教員は一切課題を出しません。授業はMicrosoftのTeamsで実施していますので、学生はTeamsから退出したら、卒研と実習に勤しみます。
特講の学習はどのようにしているのでしょう?
4年生の履修状況をシャトルカード(学生と教員とのやりとりカード。今年度はオンラインで実施)から推察すると、皆、授業中に「全集中!」で学習しているようです。授業内容を、語句ノートのように上手くまとめている学生がたくさんいます。どの学生も冷静、かつ客観的に学習を振り返り、自らの課題を把握しています。担当教員としては嬉しい限りです。
4年生の皆さん。着実に授業で「全集中!」を続けながら、納得のいく卒研、実習を仕上げてください。卒研、実習の学習は必ず、社会福祉士・精神保健福祉士に求められる正確な知識を深いところで支え、皆さんが大正大学の卒業生としてふさわしいソーシャルワーカーになるための豊かな土壌になります。
頑張れ!大正大学の社会福祉士、精神保健福祉士の卵さん達。(文責:田幡恵子)